栃木県栃木市にある、341mほどの小さな山です。
蔵の街である栃木駅からも近く、近隣から練習として登りに来る方が多いところです。
歴史もあり、謙信平は上杉謙信が騎馬隊をここで練習させたことにちなむ史跡です。
春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉、冬は???
と四季を通じて楽しむことができます。
そのため観光として訪れる一般の方も多く、春夏には観光バスが来ることもあります。
太平山には4つの登坂ルートがあります。
国学院→謙信平 1.3km 平均斜度11%
激坂ルート、登り始めの方は一桁後半ですが太平下からの合流ポイントから斜度が上がり
駐車場、自然の家辺りで20%をマークします。
太平下→謙信平 3.1km 平均斜度5.4%
こちらだけ最寄駅は太平下駅になります。登り始めてすぐのところにトイレとサイクルラックがある。
前半は登りと平坦、下りがミックスされており少し頑張れば休めて、また登ってな感じです。
後半は上ルートへ合流してからが斜度が厳しくなります。
前半2.6kmで4.1%なので、合流ポイントで折り返して登ったり、栃木市方面に下ったりもできます。
栃木カントリークラブ→太平山神社 2.7km 平均斜度6.7%
工業高校の方から緩斜面を登ってくるので、C.C.の付近で踏んでしまうと本格的な登りが辛くなってしまう
目安としてC.C.スタートにしているが、ゴルフコースを過ぎてからスタートにしてもいいと思います。
一定基調ではなく微妙に変化しながら登るので平均斜度より登りごたえはある。
国学院→太平山神社 1.7km 平均斜度10.1%
謙信平を通らず、上ルートに合流して神社まで登れるルート
一番最初に紹介したルートよりも脚にくる、つづら折りがあっても10%台の激坂
このように距離は短いですが、バリエーションに富んだ登りを楽しむことができます。
個人的によく練習しているルートは国学院→謙信平、栃木C.C.→神社です。
神社までは右折する必要があるので交通量次第で行かないで謙信平へ行くこともあります。
神社の方には2店、謙信平の方には何件かお店があり、屋外席で景色を眺めながら休憩することもできます。
名物は“玉子焼き”、“焼き鳥”、“だんご”があります。
桜と紅葉の季節になると、謙信平はお花見客でいっぱいになります。
いずみ家さんではフロアポンプを借りることができます。

神社から栃木市街への眺め

謙信平から眺める夕焼け、日中は関東平野を一望することができます。
桜の季節には交通規制がされ、お花見渋滞も起こります。
C.C.の方は桜並木になっており走るだけでも桜を眺めることが出来ます。

こちらは学院の向かいにある太山寺で樹齢400年にもなるしだれ桜があります。


神社までは坂を登っていけば着くこともできますが、六角堂から随神門を通り神社まで階段を登ることもできます。
六角堂から随神門まで、紫陽花の季節にはあじさい坂の両脇に2500株もある紫陽花が咲き美しい光景を見せてくれます。
桜や紅葉は乗りながら楽しむことができますが、紫陽花だけは自転車を置いて参道を登って楽しみます。


注意して欲しいことがいくつかあります。
下には栃工と国栃と学校があるため、通学時間帯は学生の通りが多いです。
また、春季には太平少年自然の家に県内の小学生が校外学習で訪れており、レクリエーションで山の中を散策する際に道路を歩くこともあります。
一番気をつけないといけないのが、参拝客および観光客です。
謙信平と神社まで離れていないため歩いて移動している方もいますが、ブラインドで見えないことがあるので下る際には速度を抑えた方がいいです。
謙信平ではお店と席の間に道路があるので、お客さんが頻繁に渡っています。
特にご年配の方々がよくハイキングをしており、広がって歩いていることが多々ありましたので本当に注意のほどよろしくお願いします。
評 価→★★★★☆(←もう少し登坂距離が欲しい)