購入価格: ¥170くらい (税込)
標準価格: 不明
『リムのブレーキ面の傷に入り込んだ汚れを落とせる。ただし、研磨後にツヤがなくなるので注意』
■ リムの研磨にも使える定番のクレンザー
ユニリーバ・ジャパン ジフは、台所用のクレンザーの定番だ。研磨剤入りの洗剤なので、キッチンや皿のガンコな汚れをかんたんに落とすことができる。私はジフをホイールのステッカーには使ったことはないが、リムのブレーキ面の研磨に使ったことならある。
私はリムへの攻撃性の低いドライコンディション用のブレーキシューを好んで使っているが、それでも使っているうちにリムのブレーキ面にはうっすらと傷が入り、その中には汚れが入り込んでしまう。この汚れは洗剤でこすり洗いしたり、パーツクリーナーを含んだウエスでもなかなか落とすことはできない。
ジフはリムのブレーキ面の奥に入り込んだ汚れを落とすのに便利だ。ジフを歯ブラシなどに少量取って、水に濡らしたリムのブレーキ面を軽くこすれば、あっという間にきれいになる。ジフで研磨した後は、ブレーキ時の音鳴りもほとんどせず、ブレーキタッチも良好だ。研磨後はわりと早く汚れてしまうが、一時的とはいえ、リムのブレーキ面がきれいになるのは気持ちがいい。
ただ、ジフで研磨したリムのブレーキ面はツヤがなくなるので注意。ブレーキ性能に特に問題がなければ、購入したばかりのホイールではあまりやらない方がいいかもしれない。リムのブレーキ面のキズが深い場合には、ジフだけではブレーキ時の静粛性やブレーキタッチが復活しないので、HOZANのラバー砥石を使ったり、320〜1000番くらいの耐水ペーパーを順番にかけた方がいいだろう。
所有するホイールのリムのブレーキ面の研磨方法は、ホイールの購入時期やリムのブレーキ面の状態などにもよる。いずれの方法もリムのブレーキ面を削っていることには変わりないので、作業を行う必要かあるかどうかは慎重に判断した方がいいだろう。私の場合は、ブレーキ時の音鳴りがひどい、もしくは、リムのブレーキ面の汚れがひどいときに研磨している。研磨の頻度は年に一度あるかどうかだ。
ジフをブラシに取って、リムのブレーキ面を軽くこする
KINLIN XR-300の研磨前(左)、研磨後(右)
DT SWISS RR585の研磨前(左)、研磨後(右)
価格評価→★★★★★ (安い。台所にあるものをそのまま使える)
評 価→★★★★☆ (リムの研磨の方法としては手軽。ツヤがなくなる点には注意)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー