購入価格 ¥799
素っ気ない白さのELITEツールボトル(BYASI 2段収納タイプ)を樹脂用染料SDN(大阪化成品株式会社)で染色しました。
樹脂用染料SDNの使い方の要点は以下の通り。
1) 樹脂の種類によって染色時の管理温度が決まっています
2) 本品1に対して水(というか湯)を20の割合の水溶液にプラスチックを浸して染色します
3) 本品は70ccしかないので、1:20の水溶液はせいぜい1.4~1.5リットルにしかならないことに注意!
以上を勘案して、では具体的にどうするか?
以下は、今回試してみた手順です。
a) ツールボトルに適温の湯をスレスレまで注いでフタをします
b) 穴が開いていないレジ袋にツールボトルを横にして入れます
c) 染色液35ccを目勘定でレジ袋に投入します
d) 適温の湯を700㏄だけレジ袋に注ぎ1:20の水溶液とします
e) 染色液が臭いので袋の口をクルクルっとひねって、洗濯ばさみで塞ぎます
f) 適温の湯を満たした洗面器を予め準備しておきます
g) レジ袋の洗濯ばさみで塞いだ部分を持って、洗面器に入れて、洗濯ばさみ部を左右に揺動させてボトルを中でゆっくり転がします
h) 洗面器に適宜、湯を注ぎながら適温を維持すること数分ほど・・・
なお、流し台に置いた洗面器に湯を適宜、追加投入し続けますので、電気ポットで湯を沸かし続けながらの作業となりました。以上のようにすればSDNがたったの35ccでツールボトルを余裕で染色できます。ついでにレジ袋まで染まってしまいましたが・・・
ツールボトルの本体樹脂は裏にPEとの表記がありましたのでポリエチレンですが、フタが不明。硬めの樹脂です。こちらはほとんど染色できませんでした。フタ側の樹脂は、適切な温度が使った湯の温度から全く外れていたのかも知れません。
なお、洗濯ばさみで塞いでいるとはいえ染色液は超ヤバそうな匂いがするので、窓を開けて、台所の換気扇を最強にして換気を行いながら作業します。
ところで、ポリエステルの管理温度の記載が取説になかったので、製造元に問い合わせたところ、60℃からやってみてください、とのことでしたので、60~70℃あたりでやればよいと解釈して行いました。まあしかし、ポリエステルのようなありふれた樹脂の温度記載がないのは、ポリエステルが染色には不向きだからなのかも知れませんねぇ・・・
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さてさて、各色ある中で私は青色のSDNを選んで、なかなかいい感じに染まりました!
左の画像がそれ。超さわやか系!!
と ・ こ ・ ろ ・ が ・・・(♪残念系の効果音)
紫外線にすこぶる弱く、人の皮膚が日焼けするように日焼けが進行します。
染色して約10日後の2016年8月7日、長野県栄村のサイクリングイベントで日光が容赦なく照り付ける灼熱の中を数時間走っただけで、一気に微妙な風合いの色になっていました。それが右の画像。
やはり樹脂用染料SDN、ポリエステルには不向きなのか、それとも、夜行性の方専用の商品なのか??SDN以外にも気になる染料があるので、次回はそちらでやってみようかと・・・(いつやるんだか)
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★☆☆