股ズレ対策
購入価格:数百円~数万円
私は股ズレしやすい体質だ。
股ズレしやすいのであれこれ対策してきたのだが、まったく意図していなかったところでほぼ解決してしまった。そこで今までに講じてきた対策を、あくまでも股ズレ対策としてレビューしたいと思う。
・クランクを交換する 低ギア比を得るために、フロントクランクをダブル(FC-5700)からトリプル(FC-5703)に換装した。そのためQファクターが広がったのだが、さらに「股ズレ軽減」というまったく期待していなかった、非常に嬉しい効果もあった。安いレーパンを穿いていても股ズレがほとんど発生しなくなったのだ。 クランク交換はさすがにオーバーだが、軸が長いペダルにしたり、ペダルスペーサーを噛ませたり、クリート位置の変更でも同様の効果が狙えるかもしれない。
価格評価→★☆☆☆☆ 評 価 →★★★★★
・レーパンを穿かない 股ズレの原因はパッドと皮膚との摩擦なので、レーパンさえなければ股ズレは起きない。ある意味極論である。サドルとの相性が良いのかケツがタングステンで出来ているのか、座骨の痛みに悩まされたことがないので出来る技ではある。 レーパンを穿かないと決めるのは簡単だが「では何を穿くのか?」という、別の沼に嵌る可能性もある。
価格評価→★★★★☆ 評 価 →★★★★☆
・潤滑クリームを塗る シャモアクリームやプロテクトS1などのクリームを塗布する。おそらく一番ベーシックな対策だろう。定期的に塗り直さなければならないので「止まる勇気」が必要である。私は一番楽しくなってきた頃に効果が切れてしまい、止まりたくなくて走り続け、結果股ズレを起こす、という愚行を繰り返した。 塗り直しの手間さえ惜しまなければ費用対効果は最高だと思われる。
価格評価→★★★★★ 評 価 →★★★★☆
・RESKIN BIKE PATCH この製品がまだ入手可能なのか分からない。股ズレ対策としては潤滑クリームより効果が多少長持ちするが、コストパフォーマンスが悪かった。クリームなら塗り直せるが、バイクパッチを出先で貼り直すのはなかなか難しいものがあった。 だが「患部の保護」には最高だった。股ズレ周辺を清拭して、新品のバイクパッチを上から張り付けて保護すると、とても具合よく走り続けることができた。ほぼ使い捨てのコストパフォーマンスの悪さが残念である。
価格評価→★★☆☆☆ 評 価 →★★★★☆
・サドルを換える 完成車付属のノーズが細いサドルでも、クッション豊富な太めのサドルでも、股ズレに差はなかった。ひょっとしたら、ノーズが全くないサドルなら違いがあるのかもしれない。
価格評価→☆☆☆☆☆ 評 価 →☆☆☆☆☆
・キシロA軟膏 それでも股ズレができてしまったらこれを塗る。痛痒さが鎮まり治りも早くなる。
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★★
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