購入価格 ¥17,386 @wiggle
このジャージはロングライドを快適に走るために、最も適したジャージの一つであると言えるでしょう。
メリノウール44%の混紡ニットの肌触りが素晴らしく、化繊100%のジャージとは異なる柔らかな着心地です。寒い時はしっかりと断熱して体温をキープしてくれながら、気温が上がってくれば今度は適度に熱と汗を放出してくれる通気性も兼ね備えています。快適でいられる気温の対応幅がとても広く、早朝から昼間、そして日没と気温差が激しい今頃のロングライドにもってこいです。
このジャージを着て約110kmのライドに2回行きました。
1回目は早朝の気温12度/正午の気温23度
2回目は早朝の気温11度/正午の気温21度
どちらも10度以上の温度差が有る日でしたが、クラフトのアンダーウエア(半袖)とIsadore Long Sleeve Jerseyだけで十分でした。早朝でもウインドブレーカーは不要、1回目の昼ごろはさすがに少し暑さを感じましたが、ジッパーを半分下げれば快適になりました。
また、感心したのは休憩時の暖かさです。普通のジャージだと、どんどん熱が逃げていってすぐに寒くなってしまうのですが、これはセーターのように体を暖かく保ってくれます。
モノトーンの落ち着きがあるデザインは大人向け。最近の高級ジャージの流行に乗っています。派手なレプリカジャージに食傷気味となっている人に支持されるのではないでしょうか。
襟のワンポイント
左胸に内ポケットあり。薄いカードしか入らないと思いますが、ブルベのカード用なのでしょうか?
肘当て。
惜しむらくは袖の長さ。日本人、というか私にはかなり長すぎるねえ。あと5センチ短ければジャストフィットなのに。
背中の3ポケットは大きめです。物がたっぷり入る代わりに、中の物が取り出しにくい。走りながら補給食を取り出したりするのはちょっと困難です。このジャージがレース用途にデザインされていないことがわかります。
左ポケットにリフレクター付き。日本では右側にある方がいいのですが。
真ん中のポケットにはワンポイント。
右ポケットの中にジッパーの付いた内ポケットがあり、どうやら防水ポケットらしいです。iPodなどのプレイヤーを入れるところらしくイヤホンコード用の穴が開いており、ジャージの内側にはコードを通すガイドループも付いています。日本では走行中にイヤホンで音楽を聴くことはできないので無用の装備なんですけどね。iPodの代わりに鍵を入れておく場所として便利です。(iPhoneが入る大きさではありません)
タグもなんだかおしゃれですね。
そうそう、Isidoreのデザインをしているのはグランツールでも活躍するピーター・ベリトスとマーティン・ベリトスの兄弟だそうです。スロバキア国内でハンドメイド。
今の為替レートでなら、非常にvalue for moneyの1枚だと思います。日本に代理店ができたら2万5千円以上の定価がつけられるでしょう。Raphaがいいけど高くて買えない、もしくは、最近みんな挙ってRaphaを着ているので、被るのが嫌という人にもオススメです。Isadoreはまだ知名度が低く、入手性もあまり良くない(買えるのはwiggleとメーカーのオンラインストアだけ)ので当面は被る心配もなさそうです。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆(長すぎる袖が惜しい)
カタログ重量→ g(実測重量 299g)