購入価格 ￥7020
販売元曰く「はじめてのサイクルショーツ」にぴったりの製品とのことです。
初代からかれこれ11年使っているパールのブライトショーツ（後継はコールドブラックレーサーパンツ）の手持ち在庫が底をついたので買おうと思いましたが、毎度のことながらシーズン序盤で売り切れる無地3Lサイズが所望のため、入手不能に。というわけでタマにはパールじゃないレーパンを試してみようと思った次第です。
なお、素材構成はナイロン72%、スパンデックス28%、生産国は中国です。
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サイズはXLを選びました。国内流通品の設定では最大サイズですが、大きくはありません。メーカーによれば、XLのサイズ目安は、胸囲112cm、ウェスト94cm、股下86cmとなっています。なお使用者の身長体重は180cm、64kgです。
着用した第一印象。大きくはないのですが、腹周りはユルユル。ウエスト94cmが目安ですから当然、といえばそれまでですが、スパンテックス混紡生地でこの柔軟性の無さは意外。良く言えば圧迫感がない、となりますが、とにかく腹周りのフィット感はダメ。例えばパールのコールドブラックで設定されている3Lなどは、私のウエスト周りからすると明らかにデカすぎなのに吸い付くようにしっかりフィットします。この差は埋めようがない、という感じです。
裾の滑り止めはありませんが、裾部分は多少丈夫に作られており、そのせいかどうかわかりませんが、コンプレッションが結構あります。
この裾、真夏の高温高湿環境では汗のおかげでズレませんが、しかし、ひとたびドライな気候になると、生地が大腿部の筋肉の上を滑ってペダリングのたびにずれ上がってきます。おかげで、丈がだんだん短くなる始末。丈のデフォルトが少々短いということも手伝って、結構短い古風な風合いのレーパンになってしまいます。
あそうそう、パッドの感触は悪くはありません。
左がSUGOi、参考までに右はパールのコールドブラック(2013)
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以上の評価でワタシ的には二度と買わないレーパンということになってしまいますが、美点を一つ挙げるとすれば、
「サドル面が非常によく滑る」
です。これは全くの好みですが、このツルツル感が素晴らしいです。サドルとレーパンのインタフェイスは、摩擦力で接触面を固定する力を発生する必要などない、というのが私の嗜好です。これは決して理論などではなく、単なる好みです。パワーのかけ方に即応し、サドルとレーパンのわずかな位置関係の変化が速やかにもたらされる（腰が動いてしまう、ということではありません）というのが私の理想なのですが、この理想に近づくという意味では、このレーパンはなかなか良いと思いました。
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というわけで、辛口評価になってしまいました。
価格評価→★★☆☆☆
評 価→★★☆☆☆
年 式→2016
※ AMAZONのSUGOiショップで購入しましたが、XLが最大サイズ。実際にはXXLまで存在しますが、日本でのサイズ展開は、大きなサイズを日本に持ち込まない自転車のサイズ展開に倣っているようです（邪推）。商品のタグにはキャノンデールジャパンとの表記がありました。ちなみに購入価格7020円というのは、国内代理店希望小売価格そのものです。
