購入費用 :0円(敢えて挙げれば、10年以上前にたたき売りで入手したカンチブレーキ500円)
先輩から譲ってもらったMTBのLOUIS GARNEAU XC GRAVEL。
レストア完了後は、別の人の手に渡る。
旧パーツのサビを取り、新調したいパーツもあらかた入手し、後は前後シフターがあれば完成だ。
なのだが、ここまでできたよ、と新オーナーに見せたくなった。
フロントディレイラーは、シフターがなければギア位置はインナー となる。
リアディレイラーも、旧オーナーの仕様だとローノーマルだ。
シフターがないと、フロントは22t、リアは30tとなる。
このギア比だと、漕いでも漕いでも進まない。
ものすごくじれったい。
徒歩よりも遅いんではないか、という速度だ。
一度、このギア比で通勤に使ってみたが、あまりのじれったさに笑ってしまうくらいだ。
走り出しで思い切りケイデンスを上げてスピードを上げ惰性で走るという手はあるが、
再加速をしようと脚をブン回しても回転が追いつかず、いつまでたってもトルクがかからないので、
ペダルから足を外しそうで危険だ。
シフター入手までは、まだかかりそうなので、少し走れる仕様にしたい。
まずは、フロントディレイラーの調整ボルトのロー側を思い切り締め込み
ディレイラーの羽根をできるだけ外に出す。
これだけではチェーンの位置はまだインナーなので、
羽根を少し斜めにして、ようやくチェーン位置がセンターになる。
しかし、これだけでは、やっぱり大してスピードは出ないのだ。
リアのギアもどうにかしないと、走らせるのは辛い。
要は、リアディレイラーを好みの位置に固定できればいいのだろう。
ディレイラーを固定するには、シフターでやるように、ワイヤーを通してテンションをかければよいだろう。
では、引っ張ったワイヤーをどうやって固定すればよいか。
ディレイラーと同じように、ワイヤーを挟んでボルトを台座に締め付けるしか思い付かない。
手持ちで思い当たるパーツってあったっけ?
未使用なまま保管していたカンチブレーキがある。
リアのVブレーキボスに取り付けてディレイラーワイヤーを引っ張って固定すればいい。
なんとかなりました。
リアディレイラーのプーリーケージを手前に引っ張り適当な位置のギアと合わせたら、ワイヤーを引っ張りカンチブレーキのボルトを締め付ける。
果たして実走してみると、ペダルを踏み込んだ途端に、ガタガタとギアが2枚くらい軽い方に移動してしまった。
ワイヤーのテンションが低かったのだろう。
とは言え、リア30t固定なんていう軽いギアではないので、気持ちよく走れる。
価格評価→★★★★★(不用品を持っていれば、カンチブレーキでもVブレーキでも)
評 価→★★★★★(こういう試行錯誤が面白い)
<オプション>
年 式→このカンチブレーキ、いつのなんだろう?