購入価格 ¥9,072(通販サイトの期間限定特価)
シマノブランドの調光アイウェア。
スペアレンズ(イエロー、ブルーミラー)と、セミハードケースが同梱されていました。
数年間、使ってきたアイウェアのレンズが、経年劣化で調光コーティングが剥がれはじめたので、2016年3月に代替品として購入。
購入理由は、その金額の安さと期間限定特価の文字につられて、思わずポチっと(以下略)。
私はブルベやツーリングで自転車に乗ることが多いため、場合によっては真夜中でも走ることがあります。
よって、アイウェアは昼間〜夜間でも、レンズ交換せず使える調光レンズを選ぶことが多いです。
このアイウェアに目を付けたのも、調光レンズモデルであったことが大きな理由です。
実際に使ってみた感じ、かなり軽量に感じられたことと、風の巻き込みが少なく、良好な感触を得ました。
ですが、室内で装着してみたところ、裸眼と比べて視界が明らかに暗く感じます。
このアイウェアを購入する以前に使っていた、別メーカーの調光レンズのアイウェアと比較しても、明らかにレンズの色が黒く見えます。
左:本製品。
右:別メーカー製の調光レンズ。
同じ室内に数時間置いた後に撮影。
通販サイトの商品説明を見ても、可視光線透過率の変動幅が書かれていなかったため、シマノの公式サイトからカタログをダウンロードして調べてみたところ……。
別メーカーのアイウェアの可視光線透過率の変動幅は、13%〜84%。
このアイウェアの可視光線透過率の変動幅は、12%〜53%。
うん、ちょっと待って。
JIS規格に定められた、車の夜間用サングラスの条件って、「可視光線透過率は75%以上」だよな……(JISでは可視光線透過率を「視感透過率」としているが、定義は同じ)。
これが自転車にも適用されるかどうかは不明だけど、一応の安全の目安と考えると、この可視光線透過率は何か微妙な気が???
なお、スペアレンズの可視光線透過率は、シマノのカタログによると、イエローは80%、ブルーミラーは約12%となります。
JIS規格を考慮して安全性を考えると、ナイトライドで使用する時は、イエローレンズに交換する必要がありそうですが……。
私は、その交換の手間を省きたいから、調光レンズを選んでいる訳で……。
という訳で、私の使用目的を考えると、ちょっと微妙な立ち位置になってしまいました。
同じような目的で調光レンズのアイウェア探しをしている皆様、可視光線透過率の変動幅を、もう一度チェックしてみてください。
なお、最後に特に強調しておきますが、可視光線透過率云々の件は、この製品が悪いわけではなく、『自分の使用目的と、製品特性をよく確認せずに衝動買いした奴が悪い』と考えるのが正解です。
通販サイトで安さにつられてポチる前に、製品の特性を調べて、自分の使用目的に合ったものか確認しなかった馬鹿野郎(=私)が最も使えない奴なので、誤解のないようにお願いします。
価格評価→★★★★★(←調光+スペアレンズ2組に、ケースも付いてこの価格は安い)
評 価→★★★★☆(←明け方から夕方までの使用だったら問題ない。夜間はイエローレンズに交換を推奨)
<オプション>
年 式→2015年以前?(2016年のカタログには、このカラーのフレームはない)
カタログ重量→27g