購入価格 ¥完成車付属
SRAM REDは2012年にモデルチェンジがあり、10sのままだがダブルタップレバーを含むすべてのコンポーネントが刷新された。
RED22は、RED2012をベースに11s化された製品。
初代REDを使っていた時期があり、
(
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5114&forum=21&post_id=18672#forumpost18672 )
直感的なシフト操作や下ハンでの操作性が気に入っていたため、久々のダブルタップレバーに期待。

新旧REDを比較すると、ブラケットやブレーキレバーの形状が大きく変わっている。
旧REDのブラケットは太く丸っこく、レバーも直線的だった。
RED22ではカンパニョーロっぽいデザインになり断面形状も変化。だいぶ握りやすくなった。
特に私は手が大きいため、指が3本掛けられる長いブラケットは歓迎。
ダンシングする時などは手にフィットしてハンドルを引き付けやすい。
ただ、ブラケットは旧REDより大ぶりになっているので、この辺り、手の小さい人にとっては真逆の評価になるかもしれない。
レバー位置の調整機構は充実しており、ブレーキレバーの位置、シフトレバーの位置を個別に調整できる。

シフト操作は直感的。右側シフトレバーをカチッと押し込んで戻せばシフトアップ、カチッと押し込んでからさらに押しこめばシフトダウンされる。
指先で叩くようにリズミカルに変速できるが、Di2のスイッチ操作に慣れた体には、特にシフトダウン操作が硬く感じられた。
旧REDを使用していた時には、ヒルクライムTTの終盤など、フラフラになってきたときにシフトミスしていたことを思い出した。
フロントのシフト操作はとても重い。アウターギヤに上げるための労力は、
9070Di2<<6700アルテ<RED22=カンパアテナ
といった感じ。
電デュラに慣れた身では、よっこらしょっとアウターに入れる際、少し躊躇する。
シフト操作はともかく、ブレーキレバーの剛性が低いのが一番の問題。
下ハンドルでのフルブレーキングでは、減速Gで後輪が浮き始める前にレバーを引ききってしまう。
比較的軽量なRED22のブレーキキャリパーが原因かと思ったが、他のブレーキに交換しても、ぐんにゃりとしたレバータッチ。
ブレーキの制動力やコントロール性は下りの安心感に直結するため、これはいただけない。
駄目出しばかりになってしまったが、さらに付け加えるならば純正のブラケットカバーが弱すぎる。
金型の合わせ目のところが裂けやすく、私のものはブラケット取り付け時にカバーをめくりあげたら、さけるチーズのごとく裂けてしまった。

ダブルタップの操作感とブラケット形状が好みなだけに残念。
価格評価→★★☆☆☆ 海外通販であっても、レバー単体で買うにはかなり勇気がいる。
評 価→★★☆☆☆ ブレーキレバーがもっとしっかりしていれば★4つだったのに…