MORGAN BLUE Rolls Pro
購入価格 ¥1728(税込みの定価)
近年、プロチーム御用達のケミカルといえばモーガンブルーがあげられ、数々のプロチームにケミカルを供給しているようです。 これまでにワコーズ、ムオン、マックオフ、タクリーノ、GT-OIL等の有名オイルを色々と使用してきましたが、やっと本商品の番が回ってきました。
雨に降られなければ潤滑は300キロほど保てると思います。オイルが何キロぐらい潤滑性能を保つことができるかは、オイルを最初に挿したときにどの程度拭き取るか、各走行後にチェーンを拭くか等でかなり変化すると個人的に思っていますが、今回はホイールにオイルが飛び散らないかつ走行後にチェーンのプレートやスプロケの黒い汚れを拭いて使用した場合として参考にして頂ければと思います。
蓋に安全ピンで穴を空けて感じたのは、オイルの独特の匂いです。鉱物や機械のような匂いに近く、工場の中に入ったかのような感じがします。オイル自体の粘度はタクリーノやGT-OILよりも少し高く、これまでに使用したオイルの中で最も高いです。商品の注意書きにもあるように使用する前には十分に振ることが大切です。オイルの性能を100%発揮するためには必須ですね。オイルを挿したときの浸透性はまずまずで、タクリーノよりも劣ります。オイルを射して1、2時間後に走りに行く場合は問題ないですが、翌日以降に走る場合は多めにクランクを回してチェーンのピンにオイルを浸透させ丁度良い油膜を作ると良いです。自分は初めてオイルを使用する際に浸透・油膜作りが甘かったのか、走り始めが異様にもっさりしていました。ギア1枚分はペダルが重かったです。
実際に走行した時の性能はいい感じです。確実に変速し、走行時のチェーンの音も静かです。トルクをかけ、負荷を大きくしたときにこのオイルの性能の良さを一番実感できました。自分がかけた力をしっかりとチェーンとギアに伝えてくれる感覚があり、これまでは最後にタレてしまっていた所でも最後まで踏み抜くことができるようになりました。
あと意外だったのは、汚れがタクリーノやGT-OILよりも控えめな点です。タクリーノは墨汁塗ったんですか?といわんばかりに汚れる印象がありますが、モーガンブルーのこのオイルは墨汁ほどは汚れませんでした。しかし、ドライ系オイルではないので、チェーンやチェーンリング、スプロケがある程度汚れることはしょうがないですね。
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★★
<オプション> 年 式→ カタログ重量→ g(実測重量 g)
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