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Fulcrum Racing 5 DB


 
LZPT2IB  2016-5-23 0:03
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Fulcrum Racing 5 DB
購入価格: ¥42,965 (税込)
標準価格: ¥62,640 (税込)

『踏み込みに対する反応のよさが持ち味の高剛性なホイール。ただ、防水性の低さだけが残念』



■ Fulcrum Racing 5 DBとは
Fulcrum Racing 5 DBは、ディスクブレーキに対応したロードバイク用のホイールだ。Racing 5のディスクブレーキモデルではあるが、現在はセカンドグレードという位置付けだ。リム幅24.5mmのワイドリムのクリンチャーの仕様で、25〜32cのタイヤ幅に対応する。


Fulcrum Racing 5 DB (QR+AFS)



左右のバランス、剛性や反応性を目的とした作りは、同社のロード用ホイールと同じだ。これに加えてRacing 5 DBは、ディスクブレーキの制動力も考慮されている。フロントは反ローター側、リアはローター側がラジアル組になっているのが特徴。フロント側はオーバーサイズフランジ、リア側はハブの根元の伸びた部分によって、制動力を受け止めるようだ。前後共にスポークは21本で、ラジアル組されている方が7本、タンジェント組されている方は14本だが、スポークが交差する部分は接触していない。

  
オーバーサイズフランジ、2:1スポークレシオ、左右非対称リム等を採用。リアのローター側も特徴的な形状



重量のカタログ値は、前後で1715g。これはリムテープとロックリング、クイックリリースレバーを除いた重量だ。リムテープを装着して実測すると前後で1737g(フロント: 816g、リア: 921g)。リムテープを取り除けば、ほぼカタログ値どおりになる。リムハイトが27.5mmと高めにできている割には軽く、シマノの最上位グレードのWH-830よりも軽量に仕上がっている。


ホイール重量の内訳



ローターの取り付けタイプは、6ボルトとAFS(センターロック)の選択が可能。ホイールの固定方法は、クイックリリースとスルーアクスルが用意されている。シャフトのアダプターを交換することで、ホイールの使い回しもできる。アダプターさえ用意すれば、フロントがスルーアクスル、リアがクイックリリースといった組み合わせも可能だ。


このホイールの仕様は、クイックリリース、AFS(センターロック)




 
■ 購入のきっかけ
GIANT DEFY1 DISCを油圧化するための事前準備として、私はホイールを手に入れることにした。シマノのロード用油圧式ディスクブレーキは、140mmが推奨ローターサイズ。シマノは140mmの6ボルトローターを出していないので、先にホイールをセンターロックにする必要があると考えた。結局は160mmを使っているので、今思えば6ボルトのホイールでもよかったかもしれない。

ディスクロードのホイールは重くなりがちで、各社の上位グレードを除けば、軽量化のためにリムハイトを低くしているモデルが多いような気がした。このホイールを選んだのは、比較的リムハイトが高く、スポーク本数も少なくてかっこよく見えたからだ。もちろん、高剛性に由来する”かかりのよさ”にも期待。踏み込みの際のタイムラグがなくなれば、特別に軽くなくても走りが楽しくなると考えた。


ホイール換装前のGIANT DEFY1 DISC。リムハイト30mm、ワイドリム仕様。スポークは前後共に28本





■ 性能の詳細
Racing 5 DBは、縦剛性、横剛性、ねじり剛性のいずれもパリッとした硬さがあり、これらはDEFY1 DISCの走行性能の向上に大きく貢献した。約5カ月使って感じたホイールの性能の詳細は以下のとおり。主な比較対象はDEFY1 DISCに付属するPR-2 DISCだ。


比較対象のGIANT PR-S DISC


●漕ぎ出し
PR-2 DISCは前後で1985g。270gも軽くなったので、初めて乗った際には漕ぎ出しの軽さを感じた。ただ、この感覚にはすぐに慣れて何も感じなくなる。特別な軽さがあるわけではないが、重さによるストレスも感じさせないといったところ。完成車に付属するホイールから交換すれば、重いと感じなくなるだけでもメリットはある。


●加速・反応 ※最大のメリット
このホイールの最大のメリットはかかりのよさであり、ペダルを踏み込むとに車体がグンと即座に前に出るようになった。このことによって加速が楽になり、静止状態から30km/h以上のスピードに達するのも断然早くなった。ワイドなスプロケで40km/hに到達するのはきついが、35km/hくらいまでなら無理なく出せる。ギア1枚分軽いというよりは、ギア1枚分踏めるという感じだ。

DEFY1 DISCは踏み込みからワンテンポ遅れて車体が前に出るような感じがあり、いったん落としてから再加速すると特にもたつきを感じやすかった。ホイールを交換したことによって、タイムラグともっさり感を全然感じなくなった。逆にいえば、DEFY1 DISCのフレームの持ち味は、ホイールによってスポイルされていたともいえる。また、反応のよさには、多ノッチのフリーボディーもひと役買っている。


●巡航
以前よりも左右の安定感が増して直進性が高くなり、30km/hを超えるスピードでの巡航がしやすくなった。だが、35km/hを大きく超える場合や向かい風ではスピードの維持がちょっときつい。このホイールのスポーク本数やリムハイトでは、エアロ効果の恩恵はそれほど高くないようだ。ただ、ホイールのエアロ効果うんぬんよりも、私の服装(普段着・街乗り系サイクルウエア)の空気抵抗の方が問題なのだが…


●ダンシング
横方向のホイールのよれがないので、スパッと左右に切り返すことが可能。PR-2 DISCはこれよりもワンテンポ遅れた切り返しであり、はっきりとした違いを感じた。ホイールの硬さによる反応のよさは、ダンシングでも存分に感じられる。


●登坂
シッティングでもダンシングでも踏み込みによるロスが少ないので、以前よりも坂を登りやすくなった。ただ、270gの軽量化による恩恵は、漕ぎ出しよりもさらに感じにくい。アップダウンのある道を楽しむには十分だが、楽に坂を登るにはこれでは重いといったところだ。


●コーナリング
急なカーブでもホイールがよれないのでシャープに曲がれる。そのおかげで、無理なく自転車を傾けて高いスピードで走り抜けられるようになった。直線で感じていたホイールの硬さを、カーブでもそのまま感じているという印象。オンザーレール感といってもいい。これもPR-2 DISCとは大きな違いだ。


●乗り心地
このホイールは縦に非常に硬い。PR-2 DISCは空気圧を最大の120psiにしても乗り心地がよかったが、Racing 5 DBでは固すぎて乗れたものではない。平滑な舗装路を走っているときでさえ、常に地面からの突き上げを受けて手や尻が痛くなる。例えるなら、全くクッションのないイスに座っているかのようだ。ハンドルはバーテープを巻いていないピストハンドルを素手で握った感じにも似ている。

乗り心地はタイヤの空気圧を調整すれば改善される。タイヤの種類によっても異なるはずだが、私の体重ならフロントが100psi、リアが105psiぐらいが適正値。これで前述の走行性能を全く損なうことなく、乗り心地を高めることができた。約94kmのロングライドでも、手や尻に痛みを感じずに走りきれた。また、チューブの種類や太さによっても、乗り心地は変わると感じている。


●ラチェット音
Fulcrumといえば、おおきなラチェット音というイメージが強い。だが、意外にも爆音というほど大きな音ではなかった。使用開始直後はシマノよりもやや大きいという程度で、使い続けるうちに徐々に大きくなる。チリチリチリ…という乾いたサウンドが心地よく、音量の割にはうるさくない。なお、ラチェットに塗布するグリスを少なくすると、一気に爆音になるので注意。


●回転の軽さ
シールドベアリングの回転は軽く滑らかで、手で弾くと長く回り続ける。実走では回転の軽さによる恩恵をほとんど感じないが、少なくとも走行面ではマイナスになっていない模様。また、ラチェットのツメのかかりが強すぎないので、多ノッチのフリーにもかかわらず、足を止めても減速が少ない。


●ブレーキ性能
フロントのローター側はスポーク同士が接触しておらず、リアにいたってはラジアル組になっている。ディスクブレーキ用のホイールとしてはかなり特殊な組み方だが、各パーツの専用設計が効果を発揮し、油圧式のSHIMANO BR-RS785の高い制動力もしっかりと受け止められる。クイックリリースレバーの締め付け力も高く、強くブレーキをかけても緩んだことはない。

ねじり剛性の高さやAFS(センターロック)が影響しているのか、機械式のTRP SPYRE-Cを使って比較したかぎりでは、PR-2 DISCよりもカッチリとしたブレーキタッチが出やすいと思った。また、強くブレーキをかけた際に、制動力のロスが少ないと感じるのは気のせいか。


油圧式の高い制動力をしっかりと受け止める





■ 防水性・防塵性 ※最大のデメリット
フロントホイールの反ローター側、リアホイールのローター側には、樹脂製のキャップが取り付けられているが、ハブシェルとの間に隙間がある。キャップを外すと金属製のフタがシールドベアリングの上に乗っかっているだけ。フロントホイールのローター側にはキャップすらなく、金属製のフタが乗っているだけのほぼむき出しの状態だ。また、シールドベアリングも非接触型ゴムシールが使われている。

ベアリング周辺の隙間を大きくした(密閉しなかった)のは、回転性能を重視したからだろう。防塵性だけならこれでも十分だが、防水性にはほとんど期待ができない。実際、DEFY1 DISCの洗車でフロントハブに浸水。後日、サビが発生してベアリングが茶色く汚れてしまった。嫌な予感がして数日で気づいたのが幸いで、ベアリングの洗浄・グリスアップで対処することができた。その後もベアリングに異常はない。

クイックリリースはホイールの着脱がやや面倒ではあるが、ホイールを地面に平置きして、ハブに水がかからないようにして洗った方いい。念のため、樹脂製のキャップの隙間はビニールテープ等でふさぎ、反対側はウエスなどを詰めておいた方がいいだろう。

 
キャップとハブの隙間に水が入りやすい(左)
フロントハブの右側はフタが乗っているだけ。樹脂製のキャップの内部も同じ構造だ(右)





■ AFS(センターロック)
FulcrumのAFS AXLE SYSTEMは、シマノのセンターロックに相当する取り付け方法で、スプロケのロックリング回しではなく、BB工具でロックリングを締め付ける。シマノのTL-FC32のような柄の短い工具では使いにくいので、BBの全周を保持するタイプがオススメだ。

ロックリングのネジの径がシマノよりも大きいのは、樹脂製のキャップを取り付けられるようにするためだ。Fulcrumの構造上の事情を優先した構造といえるが、そのせいでアダプターを介して6ボルトローターを取り付けることはできない。つまり、6ボルトのホイールからセンターロックに移行する場合は、ローターごと買い換える必要がある。

ちなみに、160mmローターでシマノのロード用油圧式ディスクブレーキを使っても、制動力は極端に高くならないし、ちゃんとスピードのコントロールもできる。シマノの140mmローターにこだわらなければ、6ボルトローターでもかまわないと思う。


FulcrumのAFSは、BB工具でロックリングを締め付ける





■ 耐久性
●浸水による影響
このホイールを短期間で使い切るならともかく、できるだけ長く使いたいなら、ハブ内部への浸水はできるだけ防ぐ必要がある。このことによって、耐久性は大きく変わるはずだ。


●ホイールの振れ
約5カ月つかっても、ホイールの振れは全然出ていない。これは左右のスポークテンションのバランスが効いていると思う。一方、PR-2 DISCは、早い段階で前後共に横触れが出た。特にリアホイールは反ローター側(フリー側)のスポークテンションが低く、度重なるペダルの踏み込みやディスクブレーキの影響を大きく受けていたようだ。


●フリーボディに対するスプロケの食い込み
HG(シマノ用)には、軽量化と強度の向上を目的として、プラズマ電解コーティングが施されたアルミ製のフリーボディが採用されている。とはいえ、やはりアルミ製なのでスチール製よりもスプロケの食い込みが早い。今後、どの程度食い込みが進むのか気になるところだ。


●リムテープ
約5カ月程度ではリムテープは劣化しないが、この前初めてリム打ちパンクを経験した。もちろん、付属のリムテープが原因とはいい切れないが、念のため頑丈なシマノのリムテープに交換した方がいいかもしれない。

 
約3カ月使用したフリーボディ(左)、リムテープが付属する(右)





■ メンテナンス性
Racing 5 DBは分解に特殊な工具は必要なく、かんたんに内部のクリーニングやグリスアップができる。クイックリリース用のアダプターを手で外し、樹脂製のキャップを外せば、ハブからシャフトを引き抜ける。シャフトからフリーボディーは取り外せなかったが、シャフトをホイールに装着した状態で薄型スパナを使えば多分外せる。

Fulcrumの公式動画を見るかぎりでは、シールドベアリングの打ち替えはそれほど難しくはなさそう。以前、私がシングルスピードのホイールで行った作業とほぼ同じだ。フリーボディーのベアリングの打ち替えは難しそうだが、フリーボディーは丸ごと交換ができる。シールドベアリングが交換可能で、スモールパーツも豊富にそろっていることは、長く使う上で重要だ。

  
分解・クリーニング・グリスアップが容易。メンテナンス性は高い





■ 総評
Fulcrum Racing 5 DBは、ペダルの踏み込みに対する反応のよさが持ち味の高剛性なホイールだ。踏めばグンと前に出る感覚が気持ちよく、ギアを1〜2枚分シフトアップさせて走りたくなる。ダンシングのスパっとした切り返しやシャープなコーナリングも、主にホイールの剛性感に由来するものだ。

重量やエアロ効果ではあまり恩恵を感じないが、巡航や登坂もそつなくこなし、基本的な走行性能は総じて高い。高圧のタイヤでは乗り心地が極端に悪くなるが、空気圧を調整することで走行性能との両立が可能だ。また、油圧式の高い制動力もしっかりと受け止められる。

このホイールの残念な点は、防水性が低いことだ。メンテナンス性が高いのは救いだが、この防水性では積極的に雨天走行をしたくないというのが正直な感想だ。天候を問わず通勤・通学や長距離のツーリングをするなら、もっとシール性の高いホイールを選んだ方がいいと思う。

主に晴れの日にサイクリングを楽しむなら、完成車のホイールのアップグレードに最適。完成車のホイールにありがちなもっさり感が消えて、スポーツバイクらしい機敏な動きが手に入るはずだ。体感できる変化も大きく、個人的にはいい買い物だったと思う。

 
Fulcrum Racing 5 DBを装着したGIANT DEFY1 DISC


 
価格評価→★★★★☆ (セール価格ならお買い得)
評  価→★★★★☆ (走行性能は全く申し分ない。防水性のなさだけが残念)
<オプション>
年    式→2016年
カタログ重量→1715g (1ペア)
 
LZPT2IB  2017-4-15 22:48
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Fulcrum Racing 5 DB
購入価格: ¥42,965 (税込)
標準価格: ¥52,704 (税込) ※QR+ASF

『700×28Cのタイヤと組み合わせることで、反応性の高さを生かしつつ、快適性と悪路走破性を高められる』



■ 2回目の投稿
Fulcrum Racing 5 DBは、剛性と反応性に優れたディスクロード用のホイールだ。エントリーグレードのホイールとはいえ、GIANT DEFY1 DISCの付属品とは一線を画す性能。軽快な走りと踏み込みでのかかりの良さを楽しめる。硬いホイールだが、振動吸収性に優れたDEFY1 DISCなら快適性をあまり損なわずに使える。さて、今回は700×28Cのタイヤとの相性や新たに気がついた点について投稿したい。


Fulcrum Racing 5 DBを装着したGIANT DEFY1 DISC





■ 700×28Cとの相性 (ワイドリムとナローリムの比較)
Racing 5 DBのリム幅は23mm。いわゆるワイドリムだ。私はさらに快適性(乗り心地)と悪路走破性を重視して、GIANT DEFY1 DISCに付属する700×25Cのタイヤから、Panaracer GravelKingの700×28Cに取り換えた。エアボリュームのおかげで、走り出した瞬間から乗り心地の良さを実感。以前よりも路面の細かい振動を拾いにくくなり、地面からの大きな突き上げもタイヤがいなしてくれる。また、荒れた路面でのグリップもよくなった。700×28Cなら空気圧をやや低めすることもできるため、Racing 5 DBの硬い乗り心地を改善しやすく、反応性の高さを生かしつつ、快適性と悪路走破性を高められる。

ワイドリムのメリットは、ナローリムと比較するとわかりやすい。私のクロスバイクには、ナローリム(リム幅19.5mm)のDT SWISS RR585にDetonator Foldableの700×28Cを取り付けている。この組み合わせではタイヤが縦長に変形し、安定性・快適性・グリップ力のいずれもワイドリムにやや劣る。コーナリングでは、ナローリムの方がタイヤの横方向の変形によるロスを感じやすい。同じリムやタイヤでの比較ではないとはいえ、リム幅による違いは確かにある。ナローリムで28Cは問題ないが、ワイドリムの方が相性がいいといったところだ。


リム幅23mmのRacing 5 DBにグラベルキングの700×28Cを組み合わせた





■ クイックリリースレバーやスキュワー(RWS)との相性
クイックリリースレバーの代わりにRWSを使うと、ローターを位置決めしやすくなり、快適性は低下する代わりに反応性はますます高くなる。ただ、フロントのRWSはやや強めに締めても走行への影響は少ないが、リアの場合はペダリングが異常に重くなるので要注意。RWSを締め込むとハブの内部の隙間がなくなり、ラチェットやベアリングを圧迫して動きが重くなるようだ。

ちなみに、付属のクイックリリースレバーを使う場合は、強めに締めた方がパッドに対してローターの位置が安定しやすいが、こちらも強く締めすぎるとペダリングが重くなることが判明。レバーが締まらないのに強引に力をかけて締めると、RWSの締め込みほどではないがペダリングに抵抗を感じてしまう。強めに締めるといっても、レバーの開閉がある程度スムーズに行えるような常識的な範囲内で行う分には、回転の滑らかさを妨げることはない。クイックリリースレバーにしろRWSにしろ、締め過ぎはデメリットが大きい。

 
RWSやクイックリリースレバーの締め付けが強いと、ペダリングが重たくなるので注意





■ AFSのロックリングのゆるみ
ホイールのベアリングをグリスアップする際には、グリスが付着しないようにローターを外した方が作業しやすくなるが、AFS(いわゆるセンターロック)なら6ボルトタイプよりもローターの着脱がかんたんに行える。

前回ローターを外した際には、リアのロックリングが少しゆるめだった。手で外せるほどではなかったが、これ以上ゆるむ前に気がついてよかった。ASFは6ボルトタイプのように出先では携帯工具で増し締めできないので、メンテでホイールを着脱する際にときどきロックリングのゆるみをチェックすべきだった。ロックリングのゆるみの原因は、DEFY1 DISCのリアバックの積極的なしなりによる振動だと思う。


ホイールを外したら、ロックリングも増し締めした方がよい





■ 耐久性
前回の投稿からさらに使い続けても、このホイールは全然振れが出ない。フリーボディーへのカセットスプロケットの食い込みも進行してはおらず、アルミ製フリーボディーに施されているプラズマ電解コーティングはそれなりに効果があるようだ。また、このホイールはアダプターを交換することでスルーアクスルにも対応するが、QR用のアダプターにもガタは生じていない。頑丈でよくできたホイールだと思う。

ただ、防水性のなさは相変わらずなので、洗車の際にはフレームからホイールを外し、ホイールはハブに水がかからないようにして洗っている。Racing 5 DBは頑丈なホイールだが、雨天走行の頻度によって耐久性が大きく変わってくるはずだ。激しい雨の走行の後にハブのメンテを行わなかった場合は、早い段階でベアリングやフリーボディーを交換することになると思う。


フリーボディーへのカセットスプロケットの食い込みは進行していない





■ ハブに使うグリスの粘度
もともと、Racing 5 DBには粘度が低めの白いグリスが使われていた。カンパニョーロの純正グリスと思われるが、現在では廃盤になっているようだ。ラチェットにはこのグリスが多めに入っていたが、フリーボディーのスムーズな動きを妨げることはなかった。

純正グリスが手に入らなかったこともあり、ハブのグリスアップには手持ちのシマノ プレミアムグリスを使ったが、ベアリングはともかくラチェットには粘度が高くて向いていないようだ。ラチェットに純正グリスと同様に多めに塗布すると、ホイールの空転でクランクもいっしょに回ってしまう。薄く塗布すれば実用上は問題ないが、フリーボディーのスムーズな動きは純正グリスに及ばないような気がした。

その後、純正グリスの代替品として、モーガンブルー コンペティションカンパグリースを使ってみた。粘度の高いプレミアムグリスを入れ替えたからか、ホイールの動きが軽くて調子がいい。ラチェット音も走行中には気にならない大きさだ。グリスの粘度のによる走行への影響はわずかなものだが、粘度の低いグリスの方が多めに塗布してもフリーボディーの動きを妨げにくいので使いやすい。

 
低粘度のモーガンブルー コンペティションカンパグリースとの相性は良好





■ 総評
Fulcrum Racing 5 DBの踏み込みの反応の良さやキレのあるコーナリングは、タイヤを700×25Cから700×28Cにしても楽しめる。乗り心地がマイルドはますますマイルドなり、悪路の走破性も増す。タイヤの重さによる影響も小さく、乗り心地とキレのある走りのバランスがいい。700×28Cのタイヤを取り付けたことで、私のDEFY1 DISCはますます幅広い用途で活躍できるようになったと感じている。

だが、雨天走行を含んだ通勤・通学・ツーリングなど、オールラウンドに使うホイールとしては防水性の低さが弱点になる。雨天でも高い制動力を発揮できるディスクロードなのに、このホイールでは積極的に雨天走行したくないというのが正直なところだ。エントリーグレードのホイールにもかかわらず、反応性が高い点は素晴らしいので、主に晴れた日にサイクリングをするならオススメできる。個人的には防水性以外に不満はなく、最初に選んだディスクロード用のホイールとしてはよい買い物だった。



価格評価→★★★★☆ (セール価格ならお買い得)
評  価→★★★★☆ (防水性以外は満足)
<オプション>
年    式→2016年
カタログ重量→1715g (1ペア)
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