購入価格:親が隣近所と共同購入したので不明
自転車でディスクホイールを使うのであれば後輪のみであり、その際、前輪にはバトンホイールを組み合わせているものを良く見ますが、
世の中には真逆の組み合わせで使用している乗り物があります。
はい、今の時期に良く見る田植え機です。
何故前輪がディスクなのかというと、泥田んぼの中では前輪のグリップは期待出来ないので、船の舵と同じように流体の抵抗によって
進行方向を定めているからです。
また、後輪がバトンホイールなのは転回時に横方向へ泥を通して無駄な抵抗を減らす為。
シクロクロスでは高いリムを使って泥が乗り難くするそうですが、それとは対照的に低いリムとなっています。
ちなみにハブリダクション採用で車軸よりも高い位置に車体があります。
さて、実際に乗った(使った)感想ですが面白いですね。
スピードはジョギング程度しか出ませんが、歩くだけでも苦労する泥田んぼの中を平然と進み、鼻面に15センチあればUターンする小回り性、
そして田んぼから出る時はウィリーしないようにBMXよろしく前輪の前(ボンネット)に後ろ向きに乗って超微速前進するなど
“操縦”が好きな人なら意外と楽しめると思います。
とはいえ、常に進路を乱される中で真っ直ぐに進むというのはある程度の経験が必要ですが。
価格評価→★★★☆☆(農業だけで稼ぐのは難しい)
評 価→★★★★★(単一目的に特化した乗り物は面白い)
<オプション>
年 式→8年ぐらい前に購入
カタログ重量→不明