[REAR] GIZA SS-L329 ナノ ブレーキ ライト デュオ
購入価格 ¥1725
使用感 他レビューなどでは105やデュラ等のキャリパーブレーキに使用するとレバーが押しっぱなしになり付かないなどのコメントが見受けられるが、レバーとなる金属を指で少し曲げてやれば問題無く使用できる(当方は6800ブレーキを使用)。
まずは本製品の装着方法だが、これはリアブレーキのワイヤーに本製品を挟みイモネジで固定するという仕組みだ。
このイモネジを締め過ぎるとワイヤーの束が緩み、痛んでしまう。 また締めが緩いと本製品が脱落してしまう恐れがある。 私はイモネジをワイヤーの束が緩まない程度に締め、かつ脱落せぬようテープで止めている。 定期的に緩みが無いか確認する必要があると感じる。
本製品を付けて走行しまず感じたのが、このレバーとなる金属が振動でカチャカチャと鳴り耳触りだ。 レバーの接触面にゴム板を付けるなど対策をすれば簡単に解決するだろうと思われる。
これらの不満はあるが、それを補って余りあるメリットがある。
まず本製品の構造を見ると、本体下面までブレーキのレンズが覆っている。 これはブレーキ本体が構造上斜めについているために、ブレーキライトの面積が小さくなってしまわぬよう考えられた構造と思われる。
実際に製品を装着し走行すると色々発見があった。 日中の走行で暗いトンネルに入る場合、普段なら一度止まりテールライトをつけるなどの手間が必要だが、本製品を使用する場合ブレーキが効かない程度にレバーを握る。 そうする事でいちいち止まらずに済む(暗くなるとオートでライトが点く物も出回っているが)。 集団で走る場合、止むを得ず強めのブレーキが必要な時に手信号を出さずとも後続に合図出来る。 無論「ブレーキ!」など声による合図も行う。
また単独の場合でも減速や右左折する前にポンピングブレーキの要領でブレーキすると、後続の車が車間をあけて減速または追い抜きをしてくれる事が多い。 このポンピングブレーキの動作が重要で、想像以上に効果を発揮してくれている。 恐らくドライバーに無意識に「自転車が何かアクションをしようとしている」と強く思わせる事が出来ているものと思われる。
本製品は使用し二か月程度だが今のところ不具合は無い。 本製品は12gと軽量に重点を置くロード乗りにもオススメ出来る。 また電池もCR2032と入手しやすい物である。
このメリットを知っていればロードを乗り始めた当初に購入していたかも知れない。 次作はレバーの音鳴りや脱落せぬよう対策をした物が出る事を望む。
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★☆ <オプション> 年 式→2015 カタログ重量→ 12g
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