購入価格 :160$+送料(¥25000ほど)
Indigogoというクラウドファンディングで出資募集していた、電子的にレンズの濃さが変わるという全く新しい発想のサングラス。
https://www.indiegogo.com/projects/ctrl-one-the-smartest-lcd-tint-changing-glasses/レンズに液晶の膜が貼り付けられており、そこに照度センサーをスイッチとして通電することでレンズを濃くできるという仕組み。e-Tintというアメリカの特許技術らしいです。
他にも指で押す物理スイッチもあり、オンオフの他、モード切替やキャリブレーションもこちらで行う。長押しする秒数と、それに応じてレンズが点滅する回数でどの操作を実行したか把握する仕組み。すぐに慣れたし、特に問題は感じなかった。
充電はマイクロUSB。端子はフレームの下側に付いていてプラ製のキャップでふさがれているので、汗などの影響はあまりないだろう。
2時間でフル充電。充電をしていることを知らせるランプなどが無い代わりに、レンズが濃くなることでわかる仕組み(終わったら薄くなる)
稼働時間はカタログスペックは50時間。実際には満充電から付けっぱなしにして70時間以上保っていた。
ちなにみuvexのvariotronic sと同一商品と見て間違いない。そのため外観はしっかりしている。 フレームのデザインがuvexっぽいし、かなり早い段階からuvexでの発売が決まっていたことから察するに、社名を隠しての社内起業という感じではないだろうか。
重量もさほど重くない。軽さにこだわる人はどうか知らないが、半日つけていてストレスは感じなかった。重さでは。
ウリのレンズの濃さが変わる機能。本当に瞬時に変わるので優秀。走行中にトンネルに入る場合などは一瞬間を置く感じはあるが、特にストレスは感じなかった。 歩いて屋内に入る時など、あまりに自然に変わりすぎて変わってることに気付かない事もあった。
一方で、照度センサーでスイッチ操作する都合上、夕方の微妙な明るさの時間帯は頻繁にオンオフを繰り返す事態に…。ただ物理スイッチは押しやすいので、困ったらスイッチを押してマニュアル操作でオフにすれば良い。これはこれまでの調光レンズではできなかった芸当だし、地味に嬉しい。
レンズの濃さについては微妙なところだ。真夏などもっと濃い方が良い場合もあるだろう。オフの時の濃さにも使用していて不満を持った。商品説明ではクリアからスモークとあったが、uvexの製品ページでは30%と50%の2段階。クリアと言うにはちょっと濃いので、完全に日が落ちたら見にくくなる。
一日中レンズを換えずに使用することを期待しての購入だったが、結局は夜になったら普通の眼鏡をかける羽目になってしまった…。構造上仕方ないのかもしれないが、この辺りのブラッシュアップは必須だと思われる。
価格評価→★★★★☆(市販品だと少し割高か…)
評 価→★★★★☆
<オプション>
年 式→2016
カタログ重量→ g(実測重量 g)