購入価格 ¥2742~(Wiggleなど他)
登場以来すっかり定番と化したワンランク上なバーテープ「リザードスキンズ」
いわゆるシリコン系のハイグリップバーテープの火付け役的なポジション。
比較的薄手の1.8、中間の2.5、厚めの3.2の3種類がラインナップされていて、それぞれ表面のサイピングパターンが異なる模様。
以前は単色カラーのみだったが、最近はデュアルカラーや、柄物もラインナップされ、今どきの流行りもがっちりフォロー。
個人的には、これの2.5にラインナップされているカラー「チェレステ」は、かつてヴァカンソレイユに供給されており、ヴァカンソレイユがBianchiファンのために残した功績の一つだと思っています。
(もう一つはチェレステカラーのFFWD)
化粧テープとバーエンドキャップもついてきます、バーエンドキャップは樹脂製で凝った作りですが、なかなか軽量で出来が良いです。
■実際使った感想
・まず、バーテープの中ではかなり巻きやすい部類に入るテープです。
程よく伸びますし、テープそのものの柔軟性も高く、自在に巻いて仕上げることが出来ます。
化粧テープも仕上がりがよく、丁寧にやればかなり綺麗に仕上がります。
テープの構造は白いEVAフォームの上にシリコンのハイグリップ面が乗っている構造ですが、その間にコットンでしょうか? 繊維質のものをやや挟んでおり、なかなか凝った作りです。
耐久性も良いですね、色落ちには強いです。
表面のシリコン面もなかなかタフで、何度か洗っても表面が荒れたり、グリップが一気に変わってしまうということもない。
高級バーテープと言われるだけあります、よく出来ています。
・ハイグリップ系のハシリというだけあって、グリップ感は高く、握った瞬間、絶妙なクッション性とグリップ感から「あ、いいなこれ」という感じでした。
ただ、ハイグリップだけれど、そこまで嫌味なグリップ感ではない。
程よい感じといいますか……
・ただ、他の場所でも何度か語られてますが、ウェットグリップ……濡れたコンディションではかえって非常に滑ります。
手にグローブしてたりすれば、そこまでではないのですが、素手でウェットな状態で使うと、本当にズルッとすべります。
多分表面のシリコンの性格なんでしょうね。
スパカズなんかだと濡れてもここまでグリップ抜けることはないですね、なので、リザードスキンズを使うなら気をつけたいところです。
雨の日は走らないよ!っていう人も、夏場の手汗なんかでも本当にズルッと滑ります。
自分もTTポジションを取るので、夏場にヒジをこのバーテープの上に置いた姿勢になった時、両腕に滲んだ汗でズルッと行きまして、非常に慌てることがありました。
なので、このバーテープを使うときはやはりグローブを利用したいところ。
2.5mmでも比較的クッション性ありますので、パッドは薄手のダイレクトなグローブなんかとは、相性が非常に良さそうです。
■総括して
バーテープというジャンルの中では高価なものです。
しかし最近はハイグリップ系や、柄に凝ったものなど、高価なものも市場に受け入れられてきていますので、リザードスキンズだけが高価という感じではなくなってきました。
しかし、作りは非常に良いです。
スパカズよりも使い込んできても色の変化は少ないし、台所洗剤で洗ってやれば綺麗になります。
耐久性も良い、同じような性格のバーテープと比べてもかなり持ちますし、ちゃんとやや高価な金額を、高級なのを良い物として還元できている感じはします。
カラーも豊富だし、自分らBianchi乗りからすれば、やはり外せない定番のテープですね、チェレステの色も良いし、どのグレードでも似合う良いバランスです。
ウェットグリップだけが唯一の欠点と言っても差し支えないんじゃないかな。
価格評価→★★★☆☆ (バーテープとしては高価な方、だけど、やはりよく出来てると思います)
評 価→★★★★☆(ウェットグリップだけが欠点、その他はほんとに良い作りをしていて、他の人にも勧められるものです)
<オプション>
年 式→2016