購入価格: ¥不明
標準価格: ¥1,100前後
『小型で低価格のバイスだが、ブレーキホースにコネクターインサートの圧入には便利』
■ コネクターインサートの圧入に使用
私の家の倉庫には、誰が買ったのか自転車に使えそうな工具が見つかることがある。今回投稿する「GREATTOOL ボール盤バイス GTBV-2.5」もそのひとつで、自転車のメンテナンスに使えると思って、サビを取り除いて保管しておいた。
GREATTOOL ボール盤バイス GTBV-2.5。発見したときにはサビだらけだった
このバイスは約145×170×65mmと小型のバイス(万力)ではあるが、油圧式ディスクブレーキの「ブレーキホースにコネクターインサートを圧入する作業」には十分役に立つ。
コネクターインサートの圧入は、このバイスを使えば簡単だ。ブレーキホースをレバーに付属するTL-BH61で挟み、さらにこれをバイスで強めに挟んでから、コネクターインサートをハンマーで軽くたたくだけだ。このバイスなら圧入に必要な固定力が十分に得られ、コネクターインサートをまっすぐ圧入でき、ブレーキホースの切断面とコネクターインサートの台座をしっかり密着させることができる。
ただ、このバイスは作業台(机)に固定できないので、手で押さえながらハンマーでたたく必要がある。また、作業台とブレーキホースが干渉しないように、バイスを作業台の外に少しずらさなければならない。なお、これらの点はコネクターインサートの圧入には影響しない。
このバイスでもコネクターインサートをスムーズかつ正確に圧入できる。もちろん、その後のオイル漏れもない
このバイスを「発掘」したときには、あまりにサビていたので、相当な年代物だと思っていた。だが、意外に現在も入手が可能で、実売価格は1,100円前後と安い。小型で低価格のバイスだが、コネクターインサートの圧入には非常に便利だ。できるだけ正確に圧入したいなら、手に入れてもいいかもしれない。
価格評価→★★★★★ (低価格だがしっかりとした作り)
評 価→★★★★☆ (作業台からずらす必要があり、固定もできないが、コネクターインサートの圧入には便利)
<オプション>
年 式→ ー
重 量→約1300g