・購入価格
完成車付属
定価 ¥4,000
・使用環境
ロングライド、通勤
・周辺パーツ
ブレーキ系 : SHIMANO ST-RS685, BR-RS785, レジンパッド
ホイール : MAVIC KSYRIUM PRO DISC
GIANTのエンデュランス系油圧ディスクロード、DEFY ADVANCED PRO 2に付属してきたローター。
GIANTでは機械式ディスクには160mm、油圧ディスクには140mmを採用している。サイズは140mm。
◆外観 / 重量
2ピース構造でアームは黒。ぱっと見のデザインはシマノのローターとよく似てます。
どこかのOEMかなとも思いましたが、本体に型番等の表記は見当たりませんでした。
重量はボルト込みで112g。ボルトなしだと100gちょうどでカタログどうり。
◆性能/使用感
走り始めてしばらくはパッドがシャーッと擦れるような音がしていて心なしか制動力も弱かったんですが、しばらくするとザーッという粗い音に変わり始め効きも良くなってきました。その後30kmほどの走行後からはシューッという静かな音になり、制動力も高い状態で安定しました。
歪みや振れほとんどなく、一度アタリが出てからは異音や制動力の変化はありません。
・でも下りで焼けた
油圧ディスクブレーキの恩恵をしっかりと発揮していますが、一つだけ気になった点が。
標高600mほどの峠の急勾配の林道を下った時のことです。その林道は舗装の状態が悪いためスピードが出せず、斜度も急でキャリパーブレーキでは常時下ハンからブレーキ握りっぱなしなためかなり手が疲れた経験をしたことがあったのですが、油圧ディスクではブラケットポジションから軽く握るだけで十分な制動を得ることができました。その際も特別変な音鳴やブレーキタッチの変化は感じることはなく流石の油圧ブレーキの性能に感動していたんですが、帰宅後フロントのローターをよく見ると…
見事に焼きが入ってました。
リアは変化なし。
放熱が追いついていないのか、そもそもこういう仕様なのかは不明ですがあまりいい気分はしません。見た目的にはかっこいいんですが…
私はツーリング等で使用する700c仕様に改造したMUDDY FOXのローターにシマノの最廉価ローター、SM-RT30を使用しています。重い装備で乗鞍など信州のきつい峠をいくつも下りましたがこのような状態にはなったことがなかったのでびっくり。
走行中にフェード現象やエア噛みなどが発生したわけでもなく焼色がついただけで制動力にも何の変化もありませんが、精神衛生的にもブレーキ関係の不安は極力排除したいところなので近々交換予定です。
価格評価→★★☆☆☆(定価なら買わない)
評 価→★★★☆☆(現状性能に不満はないが、焼色の不安は大きい)