購入価格: 完成車付属品
標準価格: 不明 ※現在はOEMモデルのみ
『回すとクリック感がある小型のインラインアジャスター。自転車の外観を損なわず、ケーブルラインがきれいに決まる』
■ GIANT DEFY1 DISCに付属
シマノのフロントディレイラーとTiagra 4700シリーズより上位のデュアルコントロールレバーには、変速調整のためのアジャスターが組み込まれていない。だから、フロントの変速調整には「インラインアジャスター」というパーツが必要になる。
今回投稿する「Jagwire CM309BJ」は、GIANT DEFY 1 DISCに付属していたインラインアジャスターだ。Jagwireのカタログによると、
完成車向けのOEMモデルであり、2016年の新製品であることが確認できる。使い勝手が良かったので、デュアルコントロールレバーの交換の際にも継続して使うことにした。
Jagwire CM309BJ
全長: 18mm、直径: 10mm
■ 1/4回転ごとにクリック感がある
このアジャスターは1/4回転ごとにクリック感があり、変速調整の際にどの程度回したかを把握しやすい。クリック感がない方が微調整しやすいかもしれないが、1/4回転ずつでも好みの変速フィーリングを出すことはできる。また、荒れた路面を走っても、アジャスターが緩んで変速が狂うこともない。ケーブルを強めに張ると回しにくくなるが、アジャスターのねじにグリスを塗ればスムーズに回る。
このインラインアジャスターは回しやすく緩まない
■ 小さいので自転車の外観を損なわない
CM309BJは、ショップで見かけるJagwireやシマノのインラインアジャスターよりもひと回り小さく、自転車の外観を損なわない。特に全長が短いので、アウターケーブルの曲線をきれいに描けるのがポイントだ。これが長いアジャスターだったら、アウターケーブルの途中で突っ張るような感じになり、思い通りのケーブルラインを描くのが難しかったかもしれない。
ケーブルの曲線をきれいに描ける (左)、小さいので目立ちにくい (右)
■ アウターケーブルを挿入するだけで取り付け可能
CM309BJは、Jagwireやシマノなどの外径4mmのシフトアウターケーブルに対応し、カットしたアウターケーブルを挿入するだけで取り付けることができる。新たにシールドアウターキャップを用意する必要はない。
Jagwireやシマノのシフトアウターケーブルに対応
■ 一般向けの発売に期待
Jagwire CM309BJは、新製品というだけあって、よくできたインラインアジャスターだ。小さくてクリック感のあるインラインアジャスターが欲しい人にオススメしたいところだが、現在はOEMモデルのみとなっている。Jagwireの一部のOEMモデルはショップでも買えるので、是非CM309BJも一般向けに発売して欲しい。もし、完成車に付属していたら、アップグレードの際に処分しないほうがいいと思う。
GIANT DEFY1 DISC等の2016年モデルの完成車に付属
価格評価→★★★★★ (完成車付属なのでタダ。2つで1,000円くらいなら買う価値がある)
評 価→★★★★★ (小さくて使いやすい。今後の発売に期待したい)
<オプション>
年 式→2016
カタログ重量→ ー