購入価格:¥742(税込)
雨の中、傘さして徒歩で外出。
帰路に駅ビルの本屋によりマンガ新刊コーナーを覗くと目に飛び込んできたのは不思議な姿勢のバニーガール。
その手に握っているのはドロップハンドルだよね?
手に取り裏を見ると、帯には「自転車男女」とか「ロードバイク部」「MTB部」という字が踊る。
そのままレジに持って行きました。
ジャケ買いです。
以下は、版元の情報です。
さぁ、これから読むぞ。
---------------------以下、版元から引用------------------------------
書名 中村哲也作品集 バニー坂
著者名 中村哲也
発行 株式会社KADOKAWA BEAM COMIX
発売日 2016-02-15
IDBNコード 978-4-04-730871-8
判型 B6
ページ数 192
定価 734円(本体680+税) . .
内容
バニー漫画と、自転車漫画と、坂道漫画の決定版!
漫画家・中村哲也がこれまでにFellows!&ハルタ誌上にて発表してきた、バニーガールと自転車と坂道漫画の集大成!
授業中居眠りした姫川さんをみんなで着せ替え――「昼下がりの女王様」。
ロードバイク派とマウンテンバイク派の女子高生が最速をかけて勝負――「坂がちガールズ」。
深夜、通行人の女性から網タイツを脱がして集める悪のバニーガールを追い詰める者の名は――「バニー刑事」、
ほか全10篇の漫画を1冊に収録!
巻末には豪華4色32ページのコメント付きイラスト・ギャラリーも楽しめちゃいます。
---------------------以上、版元から引用------------------------------
と、アナパーに写真を投稿していましたが、読了です。
自転車が登場するのは、「くらくら坂」「さか酒場」「坂がちガールズ」ともう一つ。
※帯にある「収録作品」からあたりを付けてみましょう。多分、当たります。
「さか酒場」は、「茄子 アンダルシアの夏」を彷彿とさせる話しに感じました。
自転車やレースそのものがテーマではないようですが、主人公(?)は、こういう街で育ったのだなぁ、という酒飲みの男たちのやりとりが楽しい。
「坂がちガールズ」は、ロードバイク Vs. MTB。帯にもロードバイク部とMTB部の一騎討ち!とありますが、同じ部の仲間でありながらライバル(?)の、ヒルクライム&ダウンヒルの対決が楽しい。
やっぱり、MTBの方がはっちゃけた人が乗るんでしょうね。
そして、もう一編の作品が、おそらくCBNのみなさんには最も響くような気がします。
ところで、これは作者の嗜好だからでしょうが、身体のフォルムの描写が、男性に比べ女性のなんと活き活きとしていることか。
自転車の乗車フォームも、女性の方が見事です。
表紙を一目見て惹かれたのも、バニーがロードバイクに跨っているというシチュエーションだけの理由ではないのではないか、と。
※もちろん、そこもあってかも、ですが。
このバニーがサイクルウェアを纏っていても、多分、惹かれたのだろうなと思うのです。
そして、自転車の絵が、無駄のないシンプルな描線でありながら、実に流麗。
作者は自転車が好きなんだなぁ、というのが伝わってくる画です。
価格評価→★★★★☆(ちょっと高い)
評 価→★★★★★(しかし、気に入りました。巻末のイラストギャラリーでお気に入りのジャージアレンジも面白いですよ)
<オプション>
年 式→2016年2月26日初版初刷発行(奥付記載)
カタログ重量→ なし(実測重量 231g)
しかし、本編ではバニーが自転車には……