購入価格 ¥9000くらい(セール品)
あまりトルクを気にしたことはなく、六角レンチのしなりとかなどで「なんとなく」トルクをかけていました。
しかし以前に7N.mだったか、そこそこのトルクで固定する部品をトルク過剰で壊して
しまい、代替品を注文するという事態に陥った経験からトルク管理の必要性を感じるようになりました。
このトルクレンチの外観はレビュワーのgyoraさんの「[トルクレンチ] スエカゲツール Pro-Auto デジタルトルクレンチ WP3-060BN 」
に掲載されている物とほぼ同じです。OEM品か何かですかね?
両者はハンドル形状やボタン配置などは同じものの、先端の形状が違っています。
ちなみに先端の差込角は3/8です。9.5mmとも言いますね。
今回購入したSK-11製の物は円盤状の部分を回すことで右と左の切り替えを行い、
その間にある丸い部分を回すことでソケット類を脱着します。
詳細スペックは転載ですが下記の通りです↓
・本体サイズ:225x42x38
・収納ケースサイズ:310x120x60
・重量:480g
・測定範囲:3-60N-m
・測定モード:ピークホールド/トラックモード
・測定単位:0.01N-m
・電源:単四2本
・電池寿命:48時間(連続使用)
KTCのデジラチェも仕事で使用したことがあるものの、測定範囲が12~60N.mであるため、
低トルクの物には使えないという致命的な問題がありました。
その点、SK-11のこちらは最小3N・mなのが良いですね。逆に高トルクの場合は
短めなのでキツそうですが、主に自転車用として使うのであればこれくらいがちょうどいいかと。
このレンチの良い所は使用電源が単4電池というのもありますが、始めのモードがトラックモードに
設定されており、難しい設定を考えなくても扱いやすい点です。
電源ボタン代わりのクリアボタン(Cボタン)を押すと設定トルクを入力する表示になり、設定したトルクを
上下ボタン(△▽ボタン)で合わせ、少し待つと測定モードに入ります。
事前に対応するソケットやビットなどを付けておいてもいいですし、後から付けても
表示に変化はありませんでした。
測定モードに入った状態で対象の六角穴などにビットを噛ませ、じわり、じわりと力をかけていきます。
ピッ、ピッ、ピッ
設定トルク付近に近付くとモニター上の緑ランプが点灯し、慎重に力を加えるように警告してきます。
ピーッ!
設定トルクに達すると今度は赤ランプが点灯し、わりと大きめの音がします。ざわついた
作業場でも聞こえやすいので良し。
他の部分を締める時はクリアボタンを押して再度トルクを設定し、待つだけです。大変分かりやすい。
設定トルクで力がかけられなくなるプリセットのタイプも検討しましたが、せっかくならと購入してみて正解でした。
耐久性については未知数ですが、プリセットのタイプでトルク設定を戻すのを忘れて
精度を落とす心配もなく、今の所は購入して満足しています。
価格評価→★★★★★(デジタル式としては良心的)
評 価→★★★★★(扱いやすくて良いです)