購入価格 :¥1,500程度(かなり昔に買って、忘れました)。
刻印をもとに検索してみると、所有しているのは、KING TTC(角田工具製作所)製。
ウォーターポンププライヤー溝付JIS(品番:WP-250)らしい。
仕様諸元は、以下のとおり。
全長(mm) 255
質量(g) 330
最大口開き(mm) 38
アゴの深さ(mm) 37
頭部厚(mm) 10
頭部幅(mm) 49
柄幅(mm) 46
さぁ、ロードバイクででかけようと思えば、ブレーキシューが減っている。
早く交換したい。
せっかく、冬の北陸には珍しい晴れ間が出ているのに。
しかも、週末に。
ブレーキアーチからブレーキシューホルダーを取り外し、シューを抜こうとするが、指の力だけでは心もとない。
私のブレーキアーチは、MAVIC製。
アームの剛性が高く、効きは気持ちいいが、シューホルダーはシマノ対応とは言え、シューの脱着はキツい。
※もっとも、シマノのロード用ブレーキアーチを所有したことがないので、比較対象はないのだけれど。
ラジオペンチでシューを挟み、ペンチを左手でグリップしたら、右手の親指でシューホルダーを押し出す。
すると、シューがするりと抜ける。
以前の交換時には、手指だけでやったが、段違いの楽さだ。
さて、では、新しいシューをホルダーに嵌めようとすると、途中まではするりと入るものの、最後の7,8㎜程度の押し込みに苦労する。
これもラジオペンチを使うか?
いや、ちょっと待て。
ふと思い付いた。
部屋に駆け込み、工具箱からウォーターポンププライヤーを持ち出す。
ジョー(アゴ)を最大限に開き、片側をシューホルダー、片側をシューにあて、ウォーターポンププライヤーを軽く握る。
シューは、スイッとホルダーに吸い込まれるように収まって行った。
ゴム製のシューが圧縮の圧力で曲がりまっすぐ入っていかない場合は、挟む角度を変えれば大丈夫。
以前は苦労したブレーキシューの交換が、苦も無くラクチンで作業完了。
このために買った工具ではないが、本来の用途で出番の多い工具ではないので、こういう応用編の活用の場があれば、買った甲斐があったというもの。
そして、ブレーキシューの交換が、力が必要だし大変なんだよなぁ、という気持ちから、サクッと終わらせようという気持ちに変わる。
※工具の種類自体は[レンチ&スパナ] カテゴリーなのだと思いますが用途はブレーキシューの取り付けなので、[ブレーキ工具] としました。
価格評価→★★★★★(このために購入したものではないけれど)
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→ 330g(実測重量 338g)