購入価格: ¥1,080 (税込)
標準価格: ¥1,080 (税込)
『GIANTのロードバイクにマッチするデザインは良いが、硬くてボトルがスムーズに着脱できない』
■ GIANTのロードバイクに合わせて入手
私はクロスバイクとシングルスピードに「MINOURA AB-100 DURA-CAGE」を使っているが、新たに手に入れたロードバイク「GIANT DEFY1 DISC」のフレームのボリューム感には、DURA-CAGEのような細身のボトルケージは似合わないような気がした。そこで、デザインの相性を重視して、同じGIANTの「PROWAY」を選んでみた。
GIANT PROWAY ブラック・ブルー
■ 低価格のプラスチック製ボトルケージ
GIANT PROWAYは、同社のロードバイクにマッチするデザインが特徴のボトルケージだ。カーボン製のAIRWAYのデザインを踏襲しており、光沢感のある美しい仕上げが、値段以上の品質を感じさせる。カラーバリエーションは全部で8つで、GIANTのロードバイクの基本的なカラーに組み合わせられるようになっている。全体的に肉厚であり、手で広げると硬さを感じる。これがどう使い勝手に影響するかが気になった。
DEFY1 DISCに取り付けたPROWAY。ブルーの色味は異なるが相性は良好
■ 硬くてスムーズにボトルを抜き差しできない
実際にPROWAYを使ってみると、やはり硬くてボトルを取り出しにくい。使っているうちに柔らかくなるとだろうと思っていたが、硬さは相変わらず。走行中にボトルをスムーズに抜き差しできないのはストレスだ。しかも、停車中に水分補給するときでさえ、硬さを感じてしまう。
スムーズに着脱できない代わりにボトルの保持力はかなり高いが、保持力だけを考えるならここまで硬くする必要はないと思う。おそらく、PROWAYは破断しないように肉厚にしているのだろう。だが、そのせいで肝心の使い勝手を損なっているのは残念だ。
また、試しにRapha Bidonというボトルケージを着脱してみたところ、Raphaのロゴとクリアーのボトルケージ本体に傷がついてしまった。Rapha Bidonはオシャレで高価なボトルケージだったのでショックだった。PROWAYには「POLAR BOTTLE」のような傷の目立ちにくいボトルを組み合わせた方が良い。
ボトルを取り出すよりも、挿入する方が力が要る
■ 使い勝手を優先するならオススメできない
GIANT PROWAYは、同社のロードバイクに似合うという点で好印象。低価格な割に仕上げが高品質なのがいかにもGIANTらしい。だが、硬くてボトルがスムーズに抜き差しできず、ボトルケージとしての使い勝手はイマイチだ。
サイクリングの途中で立ち止まって水分補給するなら我慢して使えるが、レースやイベントなどのシビアな局面で使えるようなものではないと思う。GIANTのロードバイクのデザインに合わせたいならともかく、スムーズに水分補給したいなら他のボトルケージを選んだ方がいい。
価格評価→★★★★★ (GIANTらしい低価格だが、安っぽさはない)
評 価→★★★☆☆ (ボトルが着脱しにくい。仕上げの良さとデザインは良いのでこの評価)
<オプション>
年 式→2014年
カタログ重量→46g (実測で44g)