用意するもの = CRスベリ止シートST付 …と、カッターまたはハサミ
購入価格 ¥550 ホームセンターなどで入手できます。
個人的にサイクルパーツ以外で一番役に立っているなぁと感じているのがコレです。表面に細かい凹凸があるシールタイプのゴムシートで、主にスモールパーツを取り付ける際に使っています。
さて、ゴムバンドという固定方式ですが自身の経験上、猫目のフレックスタイトに比べ固定力が甘く、テールライトなら神経質になる必要もないのですが、フロントライトでは走行振動で照射角度がずれてしまうこともあり、あまりいいイメージがありませんでした。
しかし、ライトを選ぶ基準が固定方式に左右されるのも何だかヤダなぁ…とも思っているので冒頭のゴムシートを利用した、ライトのゴムバンド式ブラケットの固定力アップ(ズレ防止)の方法をご紹介します。
作業手順
CRスベリ止シートST付は250mm×250mmですので必要な大きさにカットする必要があります。
ブラケットの底面形状に合わせたものを2つ作成します。(写真:Bontrager ION 700 R の場合は直径35mmの丸型)
次に、型取ったスベリ止シートのうち1つはブラケット底面に、もう1つはライトを設置したい箇所に貼付け、最後にゴムバンドで固定します。
●ポイントはスベリ止シートを「取り付けるモノ」「取り付ける対象」両方に貼ることです。表面の凹凸同士の摩擦により固定力がアップします。
以下、補足事項を3点ほど
1)スベリ止め効果は長期間持続しますが永久ではありません。凹凸部が摩耗すると固定力が落ちるので将来的には張り直しが必要です。
※写真の Bontrager ION 700 R の場合、1年半ぐらい問題なく使えています。
2)裏のシール面はかなり強力なので、貼る箇所にロゴマークなどの印刷が施されている場合はシートを剥がす時に一緒に剥がれる危険性があるため注意が必要です。
※私の場合=3T ERGOSUM PRO(アルミに塗装のロゴ)では特に剥がれは起きませんでした。
3)ゴムバンド以外ではシリコンバンドというのもありますが、締め付ける力があまり強くない製品ではこの加工を行っても期待した効果が得られませんでした。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★☆(このシートは上記以外にもいろいろと応用範囲がひろいので1枚持っておいて損はないと思います)