購入価格 ¥25000
シクロクロス、MTBクロカンレース用に購入。
通勤やトレイルライドでも使用。
シマノの上から2番目のMTBシューズ。
シューズ自体の熱成形に対応しており、インソールも熱成形のものが付属する。
今回は熱成形を行わず、インソールも手持ちのショックドクターを使用。
フィット感は良好。真ん中のベルクロストラップが逆に取り付けられており、締め付けても足の甲を圧迫しにくいようになっている。
ココ数年でシマノのアッパーはしなやかになり、ラチェットを締めていくと足にぴったり吸い付く感じ。
レース用ということもあり、ソールはけっこう硬い。クリート付近にはカーボンプレートが入っている。
ペダリングで力が逃げる感触も無い。
しかし、自転車を降りるとシューズの駄目な所が一気に露呈。
ロードシューズよりはマシだけど、土踏まず部分が屈曲しないので歩きにくい。
トレイルライドで山の中を自転車担いで登ったりすると、滑りにくいように加工されたヒールカップ部で靴ずれしたり。
シクロクロスはもちろん、MTB XCOレースでも自転車降りて走る場面はしばしばあるので、歩行のしやすさはそこそこ重視してるが、私の好みには合わなかった。
このシューズ最大の欠点は耐久性。
半年でこの状態。カカト側の耐久性が特に低く、半年も使わないうちに写真のようにもげてしまった。
小さい上にシューグーを受け付けない素材で補修や補強は難しい。
つま先側のソールは今のところ剥がれてきてないが、隙間に泥や枝や小石が詰まりやすい。
おまけに、このゴム自体が硬質でグリップに乏しい。石で切った跡もあるので耐久性が高いわけでもない。
なお、付属のプラスチック製スパイクはシクロクロスを数レース走ったら無くなった。
また、写真でわかるようにクリート部のカーボンプレートも削れてしまっている。
他のシューズでは経験のないクリートのネジが緩んで脱落したことも2度ほど。
ほか、転倒時にバックルを左右1回ずつ破損している。このシューズに限ったことではないバックル式の欠点ではあるが。
MTB用だが歩行は想定されていないレース向けシューズ。
走りにくいうえ足は痛いし、ソールの耐久性も低いのでシクロクロスでは使わなくなった。
一度スタートしたらゴールラインを切るまで自転車を降りないなら、フィット感とソール剛性の恩恵を受けられると思う。
実際、王滝100kmレースでは好感触だったし、
ロードバイクにSPDペダルを取り付けて、長距離ツーリング先で少し歩く、くらいの用途では良いのかもしれない。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★☆☆☆ ずっとペダリングしてるならこれでいいけど…