SCHWALBE ROCKET RON EVO 29×2.10 SnakeSkin,TL Easy
購入価格 ¥不明(バラ組みした際に選んだタイヤで、車体全部でいくら、という形で組んでもらった為、タイヤだけを幾らで出して頂いたかは不明。国内正規品で当時は定価が9000円/本+税だった。)
XCレース用の車体を組んだ際にこのタイヤを選んだ。 チューブレスで使用。
作業性は組んでもらった行きつけのショップにお願いし、先日MAXXIS IKONに交換するまでリムから外すことが無く、私自身ではわからないが、ショップの方曰く、一般的なチューブレス(レディ)タイヤの作業性で特にビードが上がり難い等は無く、コンプレッサーのある環境なら問題無くチューブレス化出来る、とのこと。 シーラントを29er故に59ml×2/本入れて1年強で1000km弱使用したが、エアー保持力も問題無し。 先日の交換の際には微量ながら液体でシーラントが残っていた。 元々の気密性も低く無いと思われる。
当初は規定値の下限の2barで使用していた。 それまでのメイン車体で使っていたMAXXIS ASPEN(クリンチャー専用だがチューブレス化して使用)と比較すると少し太い。 公称値もアスペンが622-52に対しロケットロンは54だから2mm程太い設定なのか。 内幅21mmの広めのリムで使った所為もあるだろうが、横剛性が高い、と感じた。 真っ直ぐ下っていてもそれを感じる。 逆に言えばもの凄く主張の強いタイヤだった。 登りでも下りでもガレ場は路面の石を弾き飛ばすし、荷重がかかってもタイヤはしっかり形をキープして潰れない感じ。 とは言っても転がりの抵抗になることは無く、転がりもトップクラスの軽さである。 平坦〜登りでも前に進む、如何にも高速レーシングタイヤという感じで推進力がある。 グリップも悪く無い。 センターもサイドも均一に食う感じで荷重がかかっていれば、泥濘んだ下りでも滑る感じは無い。 メーカーのチャートではドライ向けだが湿っている程度のコンディションまでは熟せる。 ただ先日、少し表面が湿って滑り易くなっている平坦で謎の落車(これといって障害物等が確認出来ないのに突然横に払われた)があり、状況から察するに荷重が抜けるとグリップが落ちるのかもしれない。
半年くらい前から最近までは1.6〜8barくらいまで圧を下げて使っていた。 よく言われる、グリップ力の増加は正直なところあまり感じられなかった。 これは元々2barで使っていた時にスリップダウン等に悩んでいた訳では無いので体感が無いだけかもしれない。 また、私が体重があることも関係するか? しかし低圧にするとこのタイヤ特有の主張が減りマイルドな乗り味になる為、私の好みに近くなるので低圧で使っていたが、今にして思えば謎の落車は低圧にしてから起きているから、このタイヤのパフォーマンスを発揮するのは規定値下限2barが私にはベストかもしれない。
ロードタイヤでサイドカットに弱いと聞くシュワルベのタイヤだが、スネークスキンの耐パンク性能は充分と思える。 ガレ場をラフにタイヤ&マシン任せで下っても、パンクは無かった。 また交換の為に先日外した際、裏を見てもシーラントで塞がれた形跡は無い。 それからこのタイヤは全日本エリート女子の2014年女王、小林可奈子選手や、ワールドカップXCO2014-15年のシリーズ女王 ヨランダネフ選手(2014年は27.5)、同じく2013年女王のターニャザケリ選手など(女子ばっかだが)のレースタイヤだが、それらの選手のレースを見てもパンクは無いようなので、実戦でも充分耐えているのだろう。 知人がフューリアスフレッドの現行モデルを使っていて、ロードタイヤ並みにサイドカットが起きまくり悩んでいることから見て、スネークスキンか否か、というのは大きな違いのようだ。 ただスネークスキンだと表面がザラザラになっているからか、汚れが落ち難く、ロゴがある時以降グレーから茶色になってしまい、汚く見えるのはスネークスキンの唯一の難点か。
価格評価→★★☆☆☆(現行モデルは定価で税込1万円/本を越える) 評 価→★★★★☆(性能面は良いと思うが主張が強い特性は私には合わない)
年 式→2014 カタログ重量→550g(実測重量:正確な数値は失念してしまったが前後共に600gを超えており、かなり重量詐称気味。乗ったら軽いが)
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