購入価格 ¥19386
子供の頃は、友人が皆そうだったのもあるが「真冬でも半ズボン」はごく普通だった。
そして外で遊びまわっていたのだが、まぁこの歳になると流石に寒さには弱くなってくる。
しかもどうしても、末端部の寒さは歳を重ねるごとに厳しく感じられるようになってくるのだ。
多分私と同年代の方が多いCBNでは、ディスプレイの向こうでこの文章を読んで頷かれている方も多いだろう。
しかし、寒くても対策といえば、
「寒いって言った奴はしっぺだからな」程度だった子供の頃とは違い、今の私は、寒かったら着る。
という当たり前の対策を取ることで冬を乗り切る算段だ。
うん。偉そうに書いていてなんだか恥ずかしくなってきた。
自転車に乗っている時も、やはり末端部の寒さを対策しないと、
足が攣ったりとか、手がかじかんだりとか、色々危険。
安全な走行のためにも、防寒対策は重要だ。
先ほどレビューした「ウインドブレークジャケット」
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5820&forum=107&post_id=23891#forumpost23891と同時にポチッていたのがこれだ。
デカ盛り系ゆるポタ属の私には、お腹周りを締め付けないビブタイツという選択肢しか考えられない。
しかし、ビブタイツ、夏場はまぁいいけど、
おトイレが近くなる冬場
は結構鬼門だったり…という方も多いだろう。
しかしこの子、パールイズミが国際特許を取得している自信の機能、
クイックビブ
を装備しているのだ。
物凄く具体的に言うなら、
肩紐外さなくても下だけ脱げればいいじゃない!
という一般的な「ビブ」とは真逆のアプローチをなした製品だ。
具体的には、チャックでセパレートになるビブだ。
フロントの金具を外して、お腹周りを3/4周しているチャックを外すとあら不思議。
タイツ部分とベスト部分が別れるのだ。
このチャック部分も裏にゴムがあり、直接肌に触れないので違和感は全く無い。
脚は前面にウインドブレーク素材、裏地はフリースで肌触りもいい。
なんでもこのフリース地、「スーパーサーマフリース」という特に防寒性能に長けたフリースらしく、対応気温が「0度」に設定されている。
乗車時の脚の動きに合わせて立体裁断されていて、厚手のタイツだが脚の動きは阻害されることもない。
膝裏や股関節など、蒸れやすいところは通気性を保っている。
同様に動きの激しい部位なので地は薄くなっている。
感心するほど自転車に乗る人を考えた作りだ。
脚の長さは2cm長くなった上、足をかけるストラップもあるので、足首が露出して寒く感じる不安は無い。
膝の脇にあるロゴマークと太ももの飾りラインにリフレクターを採用してあり、日の短くなった冬でも安心できる。
パッドはパールイズミが誇るハイエンドパッド「3Dネオプラス」だ。ゴワつかず、上々の着用感である。
着用してみた。
身長173cm、股下84cmの私がXLでちょうど良い着心地だ。
やや上半身のベスト部分はタイトだがきつさを感じるほどではない。
脚周りのシルエットも結構タイトになる。脚の長さが合えば、細く、長く見えまっせ!旦那!
実際に着用して走ってみた。
条件は晴天、風やや強め、気温12度位
うん。最初これの適応機温帯を「5度」と勘違いしていたけど、これは本当に温かいね。といいますか10度超えているようだと暑いね。
ただ、それでも汗をかいてもしっとり感は意外と少ない。
脚の動きはかなり楽で、靴の防寒を考えないといけないな。と思うくらい脚は何の違和感もなかった。
ビブでも高い製品だと思うが、冬でも辛くなく自転車に乗れる。
ソックスやシューズカバーだけを考えれば真冬でも快適に走れて、
「今日は寒いから家でローラーかな」と言う日が減るアイテムだ。
まぁ、天気が悪かったら仕方ないけど冬でも外で少しでも長い時間乗りたい方にはおすすめできる。
千葉県ならコレ1着でインナーなしでも冬を越せそうだ。
価格評価→★★☆☆☆(仕方ないんだよね高くても)
評 価→★★★★★(物がいいんだもん)
<オプション>
年 式→2015