購入価格: ¥0 ※完成車付属品
標準価格: ¥5,528(税込)
『RD-5800-GSのガイドプーリーはSSよりもひと回り大きい』
■ RD-5800のプーリーについて ※追記
私が乗るGIANT DEFY1 DISCのリアディレイラーには、ワイドレシオのカセットスプロケットに対応できるように、ロングケージのRD-5800-GSが採用されている。ただ、RD-5800は上下のプーリーともにシールドベアリングが採用されていないのが、ちょっと気になるところだ。そこで、私は滑らかなチェーンの動きと静粛性を求めて、RD-6800のプーリーに交換することにした。
ところが、RD-5800-GSのガイドプーリーはRD-6800のガイドプーリーよりも大きいことが作業中に判明。シマノの展開図を確認してみると、RD-5800はSSとGSで異なるプーリーセットが採用されており、ショップで見た実物もガイドプーリーの大きさが違っていた。一方、RD-6800のプーリーセットはSSとGSで兼用になっている。
RD-5800-GSとRD-6800のガイドプーリーの大きさの比較。RD-5800-GSの方が大きい
また、私はリア11速ではガイドプーリーのセンタロン機構が廃止されたものだと思い込んでいた。だが、実際に取り外してみると、RD-5800のガイドプーリーは横にスライドし、センタロン機構が設けられていることがわかる。ちょっと気になったのは、テンションプーリーもわずかに左右に動くことだ。ただ、これが意図した動きなのかガタなのかは、正直なところよくわからない。
RD-6800のプーリーは横にスライドせず、センタロン機構が廃止されている。この点はすでに購入前から把握していたが、RD-5800のガイドプーリーにセンタロン機構があるとわかってからは、プーリーを交換すると変速性能に影響したり変速調整がシビアになりそうだと感じた。強引にカスタムする気にもなれなかったので、結局、私は上下ともにプーリーを交換するのをやめることにした。
ガイドプーリーにはセンタロン機構あり(左、中央)、意図的かどうかは不明だが、テンションプーリーもわずかに横に動く(右)
上位グレードやサードパーティー製のプーリーに交換するカスタムを行う際に、RD-5800-GSのガイドプーリーがSSよりもひと回り大きい点には注意が必要。プーリーセットを購入したが、大きさが合わなかったということにもなりかねないからだ。プーリーの動きを滑らかにし、音鳴りも小さくするには、グリスアップがお手軽でコストもかけずにできる方法だと思う。
プーリーケージの長さが際立つRD-5800-GS
価格評価→★★★★★ (完成車付属品としての評価。単体購入でも星4つ)
評 価→★★★★★ (現状でも大きな不満はなく軽い動作。プーリーをグリスアップすればますます快適)
<オプション>
年 式→2015年
カタログ重量→250g