購入価格 ¥1680(大黒部ダムカレー)
私にとっては、自転車を買うことを決定づけさせたという意味で「聖地」、長野県。
ヒルクライムが苦手でも、「日本の原風景」が広がる長野は、自転車を所有している人なら誰でも「おもいっきり走りたい」願望を沸き立たせると思う。
そんな長野県を訪れた際、必ず立ち寄るお店がここ、「豚のさんぽ」だ。
店頭写真を最近撮影してなかったのでクリスマス状態だがそこは気にしないように。
豚料理専門店を名乗っているが、メニューは麺類からカレーまで多岐にわたる。
場所は大糸線信濃大町駅から徒歩1分、駅の出口の前のロータリー向かい側だ。
また相変わらず駐輪ラックは無いが、食べるときは店の前のベンチと店の窓の間に輪行袋に詰めて駐輪している。
メニューはどれも美味しいが、ここに来たら外せないのが、
「黒部ダムカレー」だ。
大町市の飲食店が共同で商品化しているカレー、かつてダムの建造現場作業員に近くの食堂が出したカレーを元にしているらしい。
今ではご当地グルメとして知れ渡っている。
そんな中でも、ここのカレーは一番有名と思われる。
何故か?
味も勿論、量が凄いのだ。
大盛り専門店の看板に偽りなしである。
一日にたったひとり、事前予約でのみありつける
「大黒部ダムカレー」
その中でも、数多の山男の挑戦をはねのけてきた「鬼増し」。
ここに降臨す!
写真だけどね。
ご飯およそ5合、そこに豚の角煮がブロックで700g
そしてカレー、お野菜と盛りつけられ、ただの量だけのデカ盛りとは一線を画す、まさにカレーの芸術作品。
その実、総重量はおよそ3kgに肉薄する様は食べるものの視界をホワイトアウトさせる強敵だ。
角煮はとろっと柔らかく、口にしたものに至福のひとときを与える。
しかし間違えても「ショートケーキのイチゴよろしく最後に食べよう」と思ってはいけない。
この角煮を攻略出来たもののみがこのカレーを完食できるのだ。
最初はカレーというより「角煮ご飯」を食べる勢いで食べたほうがいいだろう。
さっぱり味のサラダは一番最後。これを守ればおそらく完食できるはずだ。
ちなみに、大黒部ダムカレーは「普通盛り」もできるので、食が細い方はそちらを勧めておこう。とは言え、普通盛でもご飯は2合くらい、なかなかの強敵になる。
勿論、長野は県全体がヒルクライムコースと言ってもいいくらい山間にあり、前泊で翌日山を堪能するという方には重すぎる(量的に)食事と思われるだろう。
そのような方にはこちらをおすすめしたい。
「メガスタミナ大町二郎」だ。
え?重い?
しかし、豚肉に含まれる疲労に効くビタミンB1ににんにくを加える事でアリチアミンとなって体への吸収が良くなり、翌日のライドも漲ること請け合い。
勿論麺も多量に含まれていてカーボローディング効果も抜群だ。
こちらも勿論、量だけではなく味も文句なし。
日頃野菜不足にお悩みの方はこちらも「野菜鬼増し」が可能なので、健啖家の方はぜひ食べてみて欲しい。
これを食べると長野にやってきた実感が湧く、私のおすすめデカ盛りである。
勿論普通の量の食事メニューもあるので、安心して来店して欲しい。
価格評価→★★★★☆(悪くない金額)
評 価→★★★★★(量、味ともに最高)