購入価格 ¥2,300
knogの旧ブラインダーといえば、シリコンバンドが千切れるトラブルで有名です。
数年前にブラインダーMOBという名前でモデルチェンジし、旧ブラインダーは徐々に見かけなくなっていきました。
↑これですね。
ブラインダーMOBの登場に伴い、ショップの不良在庫と化していたものを定価の半額で譲っていただきました。
購入日は2017年10月だったはずです。
1年8ヶ月も使い続けて何故バンドが切れていないのか?と疑問に思われるかもしれませんが
LOOK KG481SLのシートポスト径は25.0mmと非常に細く、シリコンバンドにストレスがかからないのです。
恐らく25.4mmくらいならば問題ないでしょうが、27.2mm径のシートポストではダメです。確実に切れます。
これには根拠があり、
同時に購入したブラインダー4Vは、27.2mmのシートポストに取り付けたところ9ヶ月でこうなりました。
実測径27.2mmを超えるパイプに取り付けた事は一度たりともありません。
しかも、当時の僕は2台のロードバイクを交互に乗るような使い方をしていたため、
これら2つのライトの実使用時間に差が出る事もあり得ないのです。
25.0mmパイプの外周長さは78.54mm、27.2mmだと85.45mmなので、その差は6.91mmです。
6.9mmも余計に伸ばせば、確かにゴムバンドにかかるストレスは激増します。
しかし、実際はそれで支障なく使えるライトの方が圧倒的に多いのですから、やはりknogが弱いだけだと断ずるほかありません。
昔、クロスバイクにトピークのリアキャリアを取り付けて街乗り用自転車としていました。
T字型のライト台座に、同じくシリコンバンド一体型のBlackburn MARSというリヤライトを無理やり取り付けていたのですが、
2年くらい使い続けてもシリコンバンドはヒビひとつ入らなかった、という話をなぜか思い出しました。
リヤライトとしては、なかなか明るいほうだと思います。
これとは別にキャットアイのラピッドminiを持っていますが、街灯の無い夜道を走るのにラピッドminiでは不安です。
ブラインダーだと、自転車のサドル周辺1mくらいがぼんやり光ってみえるくらいの光量があり、自動車のヘッドライトに負ける感じもしません。
USB充電式で、ケーブルが要らない構造になっているので
USB端子が格納されています。
↑これはブラインダーMINIですが、バンド別体になった現行モデルです。
USB端子が格納できず、ゴムバンドを引っ掛ける樹脂製フックと一体化してしまいました。
メーカーいわく「防水性に影響は無い」との事ですが、僕が気にしているのはそんな事ではなく
端子の金属部分が錆びやすくなる事です。
これらとは別で、現行のブラインダーMOBも一応1つ持っているのですが、そいつの端子は既に錆びています。
旧ブラインダーの2割くらいしか使っていないのに・・・。
旧ブラインダーは、大雨を上回る土砂降りの中で使った事もあるくらいですが、
端子には錆ひとつありません。
しかも、端子と反対側のフックが良い感じに邪魔なので、延長ケーブルがないと綺麗にUSBポートに刺さらないのもウザい。
点灯パターンは5つあり、常時点灯と点滅が4つ、
うち1つは「点滅しているけど、4灯が交互に明滅するので
実は消灯している瞬間が無い」というパターンになっており、
公道のルールをうまくかいくぐっています。
実際、僕も常時点灯か、その「消えない点滅」のいずれかのみを使用します。
真っ暗闇の中に自転車を置いて実験したかったのですが、
家の近所に ちょうど良い暗闇がなかったため、
結局街灯の近くで撮影するはめになりました。
常時点灯
消えない点滅
当然ですが、「消えない点滅」は1灯ずつしか光りませんので、光量でいうと常時点灯には遥かに劣ります。
単純計算で言うなら4分の1ですね。実際に見ると、4分の1よりはもっと明るく見えます。
照射範囲も格段に狭くなるので、よっぽど長時間走り続けるとか、あるいはデイライトとして使うとか、
そういう使い方をしない限りは常時点灯で光らせるのがベストっぽいですね。
以前、日が暮れてから数時間ぶっ続けで走った事があり、さすがに電池が底をつきそうになりました。
電池残量がヤバくなると、スイッチが赤く光って知らせてくれるので、そこから先は「消えない点滅」に切り替えて延命する事にしたのですが、
家に着くまでの1時間くらい、一回も消える事無く持ち堪えてくれました。
もっと言うと、家に着いてからも1時間くらいは付いていました。
電池の持ちはなかなかに良いです。
knogのサイトには、現在この世代のライトは載っていません。代理店さんの在庫が終了した様です。
それはいいとして、先ほど書いた「消えない点滅」モードは、現行ブラインダーには実装されていないんです。
USB端子の件といい、ゴムバンド以外の点での改悪が目立ちます。
少なくとも、現在の使用環境ではゴムが切れそうにないので、
バッテリーが先に劣化して使えなくなるのは確実でしょう。
その時、「同じ」ライトに買い替えられないのは悩ましい問題です。
キャットアイ以外のライトを安易に信用するべからず、という教訓を改めて認識しました。
価格評価→★★★★★(定価なら★4)
評 価→★★★★★