運賃:¥770.-(バス代¥670+積載料金¥100)
盆休みに、とあるサイクリングの名所を訪れることにした。ただでさえない体力を何とか人並み(?)にせねばなるまいと、週2でジム通いをしているが、さすがにこれだけじゃ物足りない。自転車でも鍛えておかねばなるまいと、先日100㎞ライドに出かけることに。
台風一過、梅雨明けの早朝。三浦イチでもよかったが、既に2度ほど経験済の上、未だ風が少々強いと踏んで宮ケ瀬ダム方面に愛車を走らせた。ところが…
あっという間に心拍が190をオーバーするスぺランカー体質にとって、久方ぶりの坂メインコース(当人比)は、ジム通いの甲斐なくかなり辛いライドとなってしまった。気合で湖畔をぐるりと回り、超巨大ダムの天端を渡るなど最低限の観光は済ませたが、補給食は底をつき、頭痛も発生。水分・糖分もアホほど補給したものの、帰り道も炎天下であの坂道を延々と走るとなると本格的に身が持つまいと、ダムより発着する「自転車ラックバス」にて、泣く泣く途中まで退散することにした。
このバス、宮ケ瀬~本厚木駅まで、なんと毎日定期的に運行されている。また、茅ヶ崎エリアでも運行しているとか。
自転車はどうするかというと、ラックに乗せて前輪を固定、以上。心もとないようにも感じられたが、ドライバーのおっちゃん曰く「これで大丈夫!」。実際、安全運転にも助けられ、峠のワインディングでもびくともせず。汗が止まらなかったので、シートにサコッシュと、お土産を入れていたビニール袋を敷き、少しばかりまどろむ。車内はいたって普通の路線バスであった。
目が覚めれば、他の車や通行人の視線が明らかにバスの前に鎮座する自転車に向けられているのを感じる。極めて恥ずかしい。とはいえ、非常手段として大いに助かるこのバスを運行してくれた神奈中さんに感謝。
宮ケ瀬ダムを出てから1時間ほどで終点・本厚木に到着。車窓から見えたスぺシャの旗艦店にでも寄りたかったが、頭痛薬のある我が庵まで、平地基調とはいえあとウン十kmという現実が立ちはだかっていた。体から文字通りの塩を吹き出しつつ、どうにかこうにか帰還したアラサー独身、日曜日の昼下がり。盆休み、間に合うだろうか…。
価格評価→★★☆☆☆(そりゃ田舎道を1時間も走るわけだし、高いわな)
評 価→★★★★☆(非常手段として使用したが、山サイクリング初心者にもおすすめ)