購入価格 ¥324 + 110 (大吟醸ソフト・冷し甘酒)
先日レビューした"ちいさなぱんや"のすぐ近くにある酒蔵です。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=13424&forum=124&post_id=23321#forumpost23321比企を訪れるサイクリストは多いですが、サイスポなどの雑誌で度々取り上げられていることもあって何をいまさら・・・な感じではありますが。
アクセスについて
ここは小川町の旧街道、県道140号線とときがわ町を結ぶ県道273号線沿いにあります。小川町側からだと、松郷峠入口という交差点を曲がってそのまま道なりに500m程進んだ右手にあります。
交差点入り口に峠入り口と書いてあるので身構えてしまうかもしれませんが、酒蔵までの道はまったくの平坦路。そのまま2km位進めば激坂(平均斜度は慈光寺や白石とおなじ程度)に突入しますが、距離は短く標高も250m程度と低いので手軽にときがわまで抜けることができます。逆にときがわ側から登ると斜度が緩やかですが少し長めのダラダラ坂になります。どちらも景観はほとんどなく日中でも薄暗いので夏場は楽。しかしほぼ全てのコーナーがブラインドなので、無茶なダウンヒルは禁物です。峠に湧き水があって自由に汲めるのでそれ目当てにやってくる車もおり、過去に出会い頭の事故で亡くなったサイクリストもいたと聞きます。
入り口は奥まったところにあるので分かり難いんですが、左手に帝松の大きな看板があるので、そのすぐ右をみると帝松と書かれた醸造タンクが見えるので看板を目印にすれば見逃すことはないでしょう。注意してみていると沿道に幟も立っていますが。
左手の看板
→右手に入り口(ここは裏口)
正面入り口は奥まっててちょっと分かり難い
醸造所内は予約すれば見学させてくれるそうですが、ふらっと立ち寄っても販売コーナーへは自由に入ることが出来ます。営業時間は9:00~16:00、醸造所は年始以外無休だそうですが、販売コーナーは不定休があるそう。
ここではお酒を買い求めることが出来る他、かき氷・ソフト・アイスや甘酒を食べることが出来ます。特に日本むかしばなしの白めしの如くてんこ盛りになったかき氷と大吟醸ソフト。大吟醸と聞いてアルコールは!?と心配になるところですが、直後に運転してもまったく問題ないレベル。私は完全な下戸でお酒をまったく飲まないんですが、その私が食べてもお酒の存在をかろうじてかすかに感じるだけで直後に松郷を登っても法的にも体調的にも全然大丈夫です。
これがその大吟醸ソフト。ソフトとは言いますが、手づくりアイスのようなシャリシャリした食感。口に入れるとメロンのようなフルーティーな香りが広がり、甘さのあとに鼻へホンのかすかにアルコールの気配が抜ける感じ。お酒は苦手ですが、これはとても美味しいと感じます。季節によっては冷し甘酒も出していて、これも美味。おはぎをどろどろに溶かしてキンキンに冷やしたような味わいで、体温を下げる(冬は熱いので温める)効果だけでなくカロリー補給の効果も期待できます。
店内の片隅に大きな火鉢が置いてあり、そこに腰掛けて休むことも可能(5人くらいしか座れませんが)。表には小さな東屋のような休憩所もあります。この日行った時、店内の休憩スペースでとなりに座った小さな女の子が例のてんこ盛りかき氷(イチゴ果肉入り)に挑んでいました。一人であの大きさを食べるとお腹が冷えてしまいそう。
ここはバイクラックも準備してあります。この辺では数少ない室内で座って冷たいものにありつける場所なのもありがたいですね。
価格評価→★★★☆☆ (アイスとしての値段は標準的)
評 価→★★★★☆ (大吟醸ソフトの非常に上品な香りを楽しむためにまた立ち寄りたくなります)