購入価格 ¥2150+税 (買ったときは消費税5%だったはず)
アウトドアブランドの雄、モンベルから発売されているサドルバッグのシリーズの中から防水性のあるドライシリーズです。なお、防水性は公式曰く「高い防水性を持ちますが、完全防水ではありません。」とのことです。
防水性サドルバッグといいますと、サイクリストの中ではやはり「オルトリーブ」ですとか、「トピーク」のウェッジドライバッグなどが有名かと思います。
そんな中でのモンベルのサドルバッグですが、利点は大きく2つあります。
一つは重量。
これは内容量とも関係しますので、若干利点としては弱いものもありますが、軽さを追い求めるサイクリスト諸兄には大きいところではないでしょうか?
以下、トピークとオルトリーブの同等の大きさのサドルバッグとの比較してみます。
mont-bell ドライサドルバッグ L 容量1.3L・重量205g。
トピーク ウェッジドライバッグ L 容量1.5L・重量250g。
オルトリーブ サドルバッグ M 容量1.3L・重量250g。
いずれも実測ではなく、公式サイト記載スペック。
同等の他社製品にくらべて50g弱軽いことになります。
オルトリーブのサドルバッグは公式よりもずっと容量は入るとの言葉も聞きますので、容量に対する重量だとオルトリーブには負けるかと思います。
実際に自分が普段入れているものですが、
・ABUSのチェーンロック
・予備チューブ1本
・タイヤレバー
・マルチツール
・イージーパッチセット
になります。
実際、写真の中身を全部入れても容量の半分ちょっとぐらいしか埋まってません。
利点その2
個人的にはこちらが最も推していきたいところです。
それは値段。
安いんです。
上でも比べたトピークとオルトリーブの製品の値段を調べてみると、
トピーク ウェッジドライバッグ L 4300円+税
オルトリーブ サドルバッグ M 5800円+税
一方モンベルはトップにも書きましたが、
mont-bell ドライサドルバッグ L 2150円+税
なんと、半値以下で買えてしまうのです!!
なにかと値段が高い、セール売りしないと言われてしまうモンベルですが、自転車アクセサリのカテゴリは比較的安価な商品が多い気がします。
一方、難点もあります。
このサドルバッグ、クイックリリース式でアタッチメントをサドルレールに固定して設置するのですが、アタッチメントの形の関係でバッグが地面と水平、バイクの真後ろに伸びる形で設置されます。
結果、サドルの座り方次第なところもありますが、漕いでいると太腿裏にバッグが擦る場合があります。
自分の場合は若干擦っていますが、もう慣れました。
また、バッグを閉じる際に留め具の受け、バッグ側面に付いているバックル部が完全に接着されているため、若干ですがバックルを填めづらいです。多少可動域があればいいんですが、強度面の問題でもあるのでしょうか?
他にも、自社でライトを販売していないためか、ライト用のクリップが無い点、ロールアップが上向きなため、若干小石や水が折り返し部に溜まってしまうなと細かな点も気になるところです。
しかし、ライトをつけられない代わりにロゴ部が反射素材になっていますので、視認性の向上にはある程度気を使っているみたいです。
総じて、他社競合製品に比べ突出する強みはバッグそのものにはありませんが、安価に防水サドルバッグを所持でき、またアタッチメントの共有によって、その日のライドに必要な所持品の量に応じてS~Lサイズを使い分けることも容易に可能(他社製品1つの値段で2つ買える)ですので、手軽な防水サドルバッグとしてのニッチを埋めることは出来ているのではないかと思います。
価格評価→★★★★★ (安い)
評 価→★★★★☆ (若干、細かい不満点はある)
<オプション>
年 式→2013年購入 (15年モデルまで変更なし?)
カタログ重量→205g