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1995年、CARRERA Tassoniチームのレプリカジャージです。
CARRERA Tassoniはクラウディオ・キャプーチ、マルコ・パンターニを擁していたチーム。95ツール、ラルプ・デュエズの頂上ゴールが設定されたステージでパンターニが優勝した、あの時のジャージです。
まさにその1995年の夏。
ウインカも出さずに左折した目の前のクルマに巻き込まれてコケました。
こちらの過失はゼロでしたが、まあしかし、自転車乗りとしては、ずいぶんと稚拙なコケ方をしてしまったものだと、大いに反省した次第です。
「ウインカも出さずにいきなり左折しやがって!」
などとは、全く思わなかったんですよね。
こんな風にいちいちクルマと接触していたら、それこそ命がいくつあっても足らない、というのが現実、です。その現実の中を走る、ということは、
『そんな現実を容認する気は全くないが、しかし、受け入れざるを得ない』
ということです。
相手の過失100%だとしても、あの程度でやられるようでは、自転車に乗る資格も語る資格もなし。己の未熟さを反省するほかありませんでした。
・・・あっ、最初から脱線・・・
その落車で肩をズリッとやってしまい、ジャージに穴があきました。
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で、その穴を塞いだ、というわけです。
デカい穴があいたが・・・
このジャージ、久々に確認したのですが、なかなかキレイに穴が塞がっていて、ちょっと驚いてしまいました。要領は次の通り。
●穴部の生地の色は白で、偶々、後ろポケットの中の生地も同じだったので、これを移植することに
●穴をキレイに丸く切って、コレに移植する生地をあてます
●裏側で縫い閉じるので、表側にはステッチは出ません
●で、移植元の後ろポケットは別の布を縫い付けて完了
こんな風に裏側で縫い綴じます(単なるイメージ画像)
移植元の後ろポケットは別の布を縫い付けて・・・
よくまあ、こんな風にうまく縫えたもんだ、というのが今の感想。このジャージはそもそもこういう面構成です、みたいな。
これで着てしまうと、穴が開いたジャージだったということを忘れてしまいそうです。
ましかし、裏から見ると穴の塞ぎっぷりが豪快ですね。(上の画像の上の方)
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ここまでデカい穴でも結構うまく修復出来ますヨ、という事例の紹介でした。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★☆☆(プロのお直し屋さんには到底敵いませんが)
年 式→1995