購入価格: ¥10,750 (税込)
標準価格: 不明
『幅広い気温で使用でき、普段着としても着回しやすい。肌触りの良さが極上のメリノウールジャージ』
■ 春先のライドのために入手
私はRaphaのウインターセールで春に着るためのジャケットを購入したが、暖かくなるにつれて、もっと薄手のウェアを用意する必要があると考えていた。Rapha Long Sleeve Merino Jerseyは、少々肌寒さを感じる春先のライドで着るために手に入れたものだ。セール開催中のサイクルハウスイシダでを訪問した際に、シンプルなデザインとメリノウールの肌触りの良さを気に入って購入した。
Rapha Long Sleeve Merino Jersey
■ メリノウールを使用した長袖ジャージ
Rapha Long Sleeve Merino Jerseyは、2012年頃の古いモデルで、City Riding Collectionとしてリリースされたウェアのようだ。生地に90%もメリノウールを使用した薄手のジャージで、クラシカルな雰囲気と高級感が漂う。バックポケットのボタンには、Team Sky Merino Hooded Topと同様の着脱可能なリフレクターを備えており、被視認性を高めると同時にワンポイントアクセントにもなっている。
Raphaの直営店で見た限りでは、バックポケットの数こそ違うが、Team Sky Long Sleeve Vintage Jerseyに似ている。Raphaのサイトによると、Team Sky Long Sleeve Vintage Jerseyは「シティーライドまたはオフライド用の高級長袖ジャージ」となっており、Long Sleeve Merino Jerseyも同様の用途で着るウェアだと思われる。
バックポケットのリフレクターは脱着可能 (左)
グローブを着用したまま開閉しやすいリング付きジッパー (中央)
内側にはおきまりのレターが添えられる (右)
■ Long Sleeve Merino Jerseyのサイズ感 ※重要
私はRaphaのトップスは全てSサイズを着用するが、Long Sleeve Merino JerseyもSサイズで全く問題なかった。ニットのような外見だが、タイトな着心地とスリムなシルエットはジャージであることを感じさせる。一方で、街乗り向けのウェアらしく、身幅に若干のゆとりも持たせている。Rapha Logo T-ShirtやMerino Crew Neckと同様のウエストを絞ったシルエットがかっこいい。
Sサイズのサイズ感モデルのLZは177cm、65kg (左)
Long Sleeve Merino JerseyのSサイズの寸法 (右) ※素人採寸につき誤差あり
■ 着回しやすいベーシックな1枚
細身のニットのような外観なので、街乗りウェアとしてだけでなく、普段着としても用いることができる。薄手の生地なので活躍の機会が多く、寒い日はジャケットを羽織り、暖かい日にはこれ1枚で行動できる。生地が無地で単色であることも着回しやすさに貢献する。コーディネートの点では、ベーシックなアイテムとしてあると便利な1枚だと感じた。
ロード用のヘルメットと合わせると自転車乗りの雰囲気が一気に増す
■ 汎用性が高く、幅広い気温で使用可能
【ジャケットの中に着るウェアとして]
Rapha Classic Softshell JacketやHooded Rain Jacketの下に着用し、冬の寒さが残る時期に活躍した。特に際立つのが保温性の高さで、走行直後は冷えを感じるが、身体が温まると保温性の高さを発揮する。高いスピードで身体が暑くなるような状況でも不快感は少なく、汗をかいても自転車を降りればすぐに乾く。パールイズミのインナーよりも保温性が高く、吸湿速乾性ではやや劣るといった感じ。特に寒い日に着たい1枚だ。
【春先に1枚で着るウェアとして】
春先の風の強い日や肌寒さを感じる日は、これ1枚か中に半袖シャツを着用すると快適だった。寒いときは保温性と防風性を発揮して暖かく、暑いときは通気性と吸湿速乾性を発揮して涼しくしてくれる。特にポタリングには最適な1枚。高いスピードで快適になるかどうかは、気温や風の強さにもよる。快適な温度の目安は20℃前後といったところ。最高気温が25度くらいになると、高いスピードでは暑すぎる。また、春は夕方に急に冷えることがあるので、行動時間が長いなら薄手のウインドブレーカーを携帯したほうが良い。
【普段着として】
肌触りが良く、ラグジュアリー感のある着心地が最高だ。薄手の生地だが、寒い日には着た瞬間から暖かさを感じる。チクチクと痒くなることもなく、これがあれば1日中快適に過ごせる。
■ 洗濯に強くて扱いやすい
購入したのは3月初めなので、耐久性については十分に評価できない。だが、少なくともすぐに生地が破れたり、糸がほつれたりするようなことはない。洗濯にも強く、毛玉が大量に発生したり、生地の伸び縮みが生じることもなかった。洗剤にはgranger’s メリノクリーナーを使用。洗濯ネットに入れて、洗濯機のドライモードで洗濯した。その後、平干しで感想させれば、シワや型崩れを防げる。
ちょっとしたコツで、洗濯後にきれいに仕上げることができる
■ ラグジュアリー感を味わえるウェア
Rapha Long Sleeve Merino Jerseyは、私にとって初めてのサイクルジャージだったが、サイクルジャージというよりは高級ニットとして満足している。高いスピードで身体が暑くなるような状況では、もっと快適なウェアがあると思うが、天然素材にもかかわらず、意外にも不快感は少ない。
Long Sleeve Merino Jerseyは、メリノウールの肌触りの良さ、オシャレなウェアの気分の良さ、ポタリングの爽快感といったラグジュアリー感を味わうためのウェアだと思う。もっと高機能なウェアは他にもあるのに、メリノウールのジャージが好まれるのも理解できる。現在は販売終了しているが、今後Raphaから同様のウェアがリリースされると思う。用途によってはオススメだ。
価格評価→★★★★☆ (高級ニットとして考えると妥当な値段)
評 価→★★★★★ (幅広い気温で使用でき、普段着を含めて着回しやすい)
<オプション>
年 式→2012〜2013年?
カタログ重量→ ー