8mmアーレンキーを作業台にしたペダルの玉当たり調整
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『ペダルの軸の玉あたり調整の際に、8mmアーレンキーで軸を固定し、軸が共回りするのを防ぐ』
■ ペダルの玉当たり調整で軸が共回りしてしまう
私は3年以上使ったSPDペダルのグリスアップにチャレンジした。SPDペダルから軸(Pedal Axle Assembly)を取り外すと、軸の先端はダブルナットになっているので、カップ&コーン式のハブと同様に玉当たり調整をすることができる。ところが、HOZAN W-76 板スパナセットを使って玉当たり調整をしてみたところ、軸が共回りして狙い通りの回転にうまく調整できない。
このような作業にはアクスルバイスという工具でペダルの軸を固定するようだが、当然そんな工具は持っていない。せめて普通のバイス(万力)があればと思って倉庫を漁ってみたが、これも見つからず。そこで思いついたのが、8mmアーレンキーでペダルの軸を固定することだった。
3年使用したシマノ PD-A600 (左)
ペダルの軸を固定しないと、ロックナットを締めた時に軸が共回りしてしまう (右)
■ 8mmアーレンキーで軸を固定する
PD-A600というSPDペダルは、ペダルレンチではなく、8mmアーレンキーを使ってクランクに取り付ける。ペダルの軸の玉当たり調整には、ペダルの軸の六角穴に8mmアーレーンキーを挿入して固定した。最初は8mmアーレンキーを膝で挟んで固定したが、不安定で作業しにくかった。だから、少々強引だが、デスクにガムテープで8mmアーレンキーを貼り付けて作業台とした。
結果は大成功。ペダルの軸の共回りを防ぎ、カップ&コーン式のハブと全く同じ要領で玉当たり調整をすることができた。ガムテープの固定は完全ではないが、全く固定しないよりずっと良い。作業効率は大幅に上がり、板スパナを使って、すぐに狙い通りの回転に調整できた。
机に付いたガムテープの糊を除去するのは面倒だったが、無事ペダルのグリスアップができてひと安心だ。今後はちゃんとした工具を用意してペダルの軸の玉当たり調整を行いたいと思う。いつになるかは分からないが…
見た目は悪いが、ペダルの玉当たり調整をする砂業台の完成 (左)
ペダルの軸の共回りを防ぎ、繊細な玉当たり調整をすることができた (右)
価格評価→★★★★★ (アーレンキーとガムテープがあれば、他に費用がかからない)
評 価→★★★★☆ (思いつきの割には作業しやすかった)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー