チタンボルト
購入価格 ¥ 思い出したくない
TITANIUMというギリシャ神話の巨神族の名に由来するその金属には 漢を狂わす何かがある。多分。 自転車分野でチタンは軽量化(財布含む)、見た目、酒の肴といった目的で用いられている。 チタン製品と言っても種々様々でグリス、チェーン、スキュワー類であれば使ったことがある人も多いのではないだろうか。 チタンマニアはカーボン全盛期にもかかわらずチタンフレームをこよなく愛し、チタンパーツを驕る。そして選り抜きのチタンマニアは交換できるボルトはすべてチタンボルトに換えるとか換えないとか。 なかでもチタン製品の最高峰はチタンボルトではないかと私は考える。ただのチタンボルトではないマニアがどれだけ渇望しようと何もなければ使うことすら許されないチタンボルト。そう、賢明な読者諸兄はお気づきであろうが医療用チタンボルトである。
かく言う私は7年前の落車により医療用チタンボルトを入れる名誉を賜った。骨が中々くっつかないので抜けないとか、MRIに入れないので骨がくっついたら抜けとか、チタンが入っている部分をシールドすればMRIには入れるので抜かなくても大丈夫だとか治療方針が紆余曲折して現在も左尺骨に入ったままだ。多分一生入ったままな気がする。
骨折してるので決していいことがあったわけじゃないのに「いいね!」って言われる→★★★★★
|