購入価格 ¥18,900
「最高のパフォーマンスで、スタイルと性能を両立したアイウェア」という サイクリストの理想に応える度付きサングラス 「deeps+Kool Tech」。 機能性はもちろん、ハイカーブでありながら、広く快適な視野を提供する スタイルと性能を求めたサイクリスト、理想の1本がここに。 新しいハイカーブ非球面レンズのアイウェア 「deeps+Kool Tech」の誕生です。
(以上、公式サイトより引用)
名前はちょっと分かり難いのですが
Deeps+:有限会社アウトスのスポーツ用アイウェアのブランド名
KoolTech:度入りレンズのライン名
jonathan:フレームの名前
typeA:レンズの形式
という風に分けられます。Deeps+には他にも度が入らない(代わりに性能が良い?)+Prism offsetレンズがあり、そちらではもっと色々なフレームを選ぶことが出来るようですが、KoolTechにはjonathanしかありません。
今ではインナーレンズ式の度入りアイウェア(OGK EXCEED)を使っていましたが、重さに伴うズレやすさに耐えかねて本製品を購入しました。レンズカラーは夜間走行を考慮してクリアを選択。typeAとtypeBの違いはよく分かりません。サイトを見る限りでは、通気用の切り掛けの有無だけのようです。
非常用持ち出し袋に入れている予備眼鏡をメーカーに送って同じ度で作って欲しいと依頼したところ、02/24に送って03/05に届きました。サイトには納期は約2~3週間とあったので、かなり前倒しです。
本体以外にはケース、処方箋、そして送った予備眼鏡が同梱されています。処方箋を再利用すればスペアレンズを作るのは簡単そうです。マニュアルなどはないので、レンズの交換はサイトを参考にする必要があります。
★重量★
フレームとレンズで合計28g、フレームのみだと15gでした。自転車装備の重さにはあまり頓着しないのですが、アイウェアの軽さはズレにくさに繋がり、非常に快適になりました。もう、これだけでインナーレンズ式(というかEXCEED)には戻れそうもありません。
★レンズ性能★
クリアレンズの性能、というのが何を指すのか難しいところです。少なくとも、日常で使っている眼鏡との違和感はほとんどありません。
いきなりの実戦投入で雨の中を走ったせいか、視界の端のレンズの歪みを水滴と誤認することがありましたが、すぐに慣れました。
★防風性★
EXCEEDを使っていた時は、ブルベでPC毎に目薬を注して、それでも200km走り終わる頃には視界がかすむほど充血していました。
本製品では目薬をさぼり気味で400km走っても、少し充血するくらいでした。
一度だけ、レンズの内側に砂が入ってきたのですが「強風時は砂が舞い上がるので気を付けて」と看板が立っているような場所で、しかも風が渦を巻いてる状態だったので、仕方がないかな、と。
★個人的感想とまとめ★
私はEXCEEDを本体と度入りのレンズを合わせて約20,000円で購入したので、値段的にはほぼ拮抗しています。が、EXCEEDの利点は交換レンズが付属していることくらいです。EXCEEDはあまりにも重くて不格好です。交換レンズ以外ではすべての面で本製品が勝っています。
もっとも、本製品にも「所有する喜び」みたいなものはありません。特に見た目や質感が優れているわけではない。もし私がOAKLEYやRudy Projectの度入りアイウェアを購入したら、にやにやして何度も付けたり外したりを繰り返すでしょうが、本製品ではフィッティングを確認して「よしOK」という感じです。要するに、実用品です。
実用品として性能は充分で、しかも安い。カラーレンズの買い足しも考えるほど気に入っています。もし私の近くに度入りの自転車用アイウェアを探している人がいたら、最有力候補としてこの製品を薦めるでしょう。
同じ値段で調光レンズがラインナップされていたら……と思わなくもないですが、あまりにも安価だと先行きが不安になるので、いまのまま提供し続けてくれればそれで充分です。
価格評価→★★★★★(ハイカーブでこの値段)
評 価→★★★★★(大満足)