購入価格 頂き物 定価不明
キワモノパーツ好きの知り合いから頂いたDemonchaux(デモーショ)のチタンブレーキローター。
とてもMTBで使う気にはなれず、しばらくパーツ棚に仕舞いこんでいたが、ディスクブレーキのシクロクロスを組んだ事を機に使ってみた。
超軽い、そしてカッコイイ。
元の持ち主の話によると、トレイルで2回ほど使用。それでも目に見えてブレーキ面はすり減っている。
それに、熱を持つと火花が出るという。
通勤ライドでテスト。ブレーキレバーは油圧電動STIレバー、ST-R785。キャリパーはBR-RS785にレジンパッドを使用。
制動力は覚悟していたが、街乗りでは十分過ぎるくらい効く。
ただし、ちょっとブレーキ当てるだけでも、壊れかけのママチャリのような大音量で鳴いて、通行人の視線をひとりじめ。
さらに、下り坂で完全に停止するようなフルブレーキ等、ローターが熱を持ってくると火花が散る。
火花は線香花火くらいを想像していたが、思ったよりも派手。街灯の無い練習コースでは足元が明るくなるくらい。
https://www.youtube.com/watch?v=j8oBY6yHCBQローターは目に見えて減ってるし、儚さは線香花火並み。
普段何気なく使っているブレーキだが、運動エネルギーを熱と音と光そしてお金に変換してスピードを殺している実感を得られた。
ナイトレースで使ったら人気者になれそうだけど、CXでローターが熱くなることって稀だし、ローターもパッドもモリモリ減るし、常用は無しだ!
距離にして40km足らずのテストだったが、昨日洗ったばかりのバイクが、おびただしい量のブレーキダストで汚れていた。
バイクを洗車して、これに比べたらずっとマトモなKCNCのローターに交換。
チタンローターは綺麗に洗浄して、再びパーツ棚の住人となった。
今回のテスト、実はかなり怖かった。ものがブレーキだけに、ローターが割れてキャリパーに噛み込み前輪ロック→速度の乗った前転で頚椎骨折、とか頭をよぎった。
しかしそれ故、ブレーキ周りのキワモノパーツには抗いがたい魅力を感じる。
もうすこし火花が出やすければ、ナイトレースで盛り上がるだろうなぁ…
なお、チタンという金属は熱伝導性が低く摩耗にも弱い。ディスクローターには向いてない素材である。
価格評価→価格不明のため無し
評 価→★★☆☆☆ 実用に耐えるものではないと思う。
カタログ重量 67g
実測重量 58g(摩耗して減った…?)