購入価格 ¥13324@CRC
旧REDシフター,ROTORクランクにQ-ring,FD-6800から
FDのみ交換してみました.
FD-6800では,ワイヤーを張ってばっちり調整すれば,
インナートップ側,アウターロー側で多少音鳴りがする程度ですので
十分機能的ではありました.
調整が甘くなってきて,トリム操作でなんとか音鳴り減らそうとしたところ
あれ?できない??
確かに,どちらもトリム操作を許容するといっても,10速と11速だし,
シマノもなしにしたり,復活させたり,といろいろ変えてきているんでしょう.
旧REDシフターで2012年にトリム操作を廃する前のバージョンですから
当時のRED FDと組み合わせればできたと思います.
いや,当時はFD-6500やRIVAL FDを使ってましたが(笑)
たしか問題なく動作していたと記憶しています.
で,Yawテクノロジーとやらを試したくなってポチリ.
3000円台で買えるFD-6800からすると,えらく高いです.
(が,こちらも感覚がマヒしてますんで大丈夫?)
製品そのものに,ラインが刻印されており,アウターリングとの平行出しや
高さ調整はしやすいです.
ギアの歯車先端が写真中央の刻印の間を通るようにすればいいというのは楕円ギア
ユーザーとしては大変ありがたいです.
またチェーンキャッチャーの固定が優れています.
普通はFD固定ボルトと一緒に共締めで固定しますが
こいつはFDを何度も吟味して固定してから,
後にチェーンキャッチャーをつければいいのです.
FD固定ボルト内にさらにネジが切られていてそこに2.5mmボルトで固定します.
FD固定ボルトをすっぽり覆う形状になっています.これはワザありの加工ですね.
チェーンキャッチャーにももう一つ小さなボルトがついており,
台座側に押しつけて撓ませることで先端位置の微調整が可能になっています.
そんなに微調整することはありませんが(笑)
FD固定ボルトも中空でできており,軽量化へのなみなみならぬ意気込みを感じさせます.
ま,以前の軽すぎRED FDは酷かったらしいですが.
そして,これがYawだヨー.
写真力がなくて申し訳ありませんが・・・
インナー時にケージ後方がトップ側に首を振ってます.
結果発表.
ばっちり変速します.
「インナートップ側,アウターロー側で多少音鳴りがする程度です.」
って,FD-6800のばっちり調整時とまんま同じ表現w(コピペしたった)
ところで,普段は実走か3本ローラーメインなので,
固定ローラーはでかい置物と化しておりますが,変速調整時には最高に役にたちますね.
昔は,クランクやチェーンリングの撓み,そもそもBB部のウィップが凄かったですから
FDは空転調整のみでは,実走時にうまくいかないものでした.
最近の高剛性フレーム,チェーンセットだとそんなに変わらないのかもしれませんが
今でも必ず固定ローラーでチェックする癖がついています.
自分への備忘録的に書いておきますと,
ワイヤーの張りがキモで,ある程度しっかり張る必要がありますが,
あまりキンキンに引いて固定するとうまくいきません.
そしてインナー側,アウター側の調整ボルトのあたるカムが削れやすいです.
(新品なのに初回調整で,もうキズモノ.シクシク.)
この辺はシマノの実直な設計に負けます.
価格評価→★★★☆☆(高いYaw.マヒしてる同族の方なら大丈夫,気にしないはず)
評 価→★★★★★(SRAM,良い仕事しますよ)
<オプション>
年 式→2015に購入
カタログ重量→ 69g (Braze-on), Chain spotter: 10.2g
(実測重量 うれしくて計測前に取り付けちまった)