
購入価格 ¥2391(Amazon・BSA)
耐久性を確保しながら、フリクションはSM-BB 6700の半分に低減
平均重量:77g
メーカー希望小売価格(税抜):2,440円
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46TIAGRAのとかRS500のBBにしようと思ったけど、黒色が欲しかったのでアルテ/105兼用グレードのこれにした。
また、知らない間に新規格の脱着工具を使うこれが発売されており、
試してみたいと思ったので。
TL-FC25は単品で買うと350円ぐらいなので、
実質2000円を切ってくるぐらいの価格。
46TIAGRAのとかRS500とも実質の価格差はほとんど無い。

TL-FC25をTL-FC32にはめこんで使う。
TL-FC25は樹脂製の為、BBカップに傷が付かない。
以前から、「なんでアルミの部品を鉄の工具で傷つけながら回そうとするんだ、無神経な業界だな」
とか思ってたんですがとてもスッキリした。
この工具を設定する際に、樹脂で作ろうと判断したシマノに拍手を送りたい。
BBのねじ山が悪い状態だと、TL-FC25自体が割れてしまうかもしれないけど、
そんな状態でBBカップをねじ込もうとするんじゃねぇ!といった抑止効果もあると思います。
シマノが新規格をポンポン出したので、それに対応した
バイクハンドYC-307BBという3WAYのBBツールが出ましたが、
これだとBBカップを傷つけないように取り付ける事はできません。
また、TL-FC25はIceToolzのBBソケットにははまらないという事例も見かけました。
純正のTL-FC32に対しても若干硬めの嵌合なので、
グルッと一周嵌合するタイプの社外品工具ははまらないものが他にあるかもしれません。
今までのTL-FC32等で脱着するBBだと、アルミのBBカップを傷つけずに取り付けようとすると、
BBタップ掛けて、デフォで付いているネジロック剤を除去して、ネジロック塗りなおして取り付けないとまず無理くさいし、
だいたい傷ついてますよね。
赤とか金とかのアルマイトだと剥げると嫌な感じでした。
この点についてはSM-BB9000(デュラ)も更に小さいアダプター専用工具TL-FC24を使うので同様です。
ただ、BB9000はベアリングシールがグレーでなく黒なので、若干見た目が良いです。
シマノはこういった細かいところで差をつけて来るところがらしい(汚いシマノ汚い)と感じるところ。
日本人の感性だとBB9000を選んでしまいがちですが、
「BB9000はベアリング小さいし壊れやすい」と言ってる人が散見されます。
このBBR60も、BB9000よりちょっとだけ大きいベアリングになってるだけなので、
ベアリング単体の強度は9000とR60以外の規格のものに劣るのは紛れも無い事実です。
でもたぶん、意図としては
「BBなんか使用状況に応じたメンテをしなければ壊れる、本来は強度計算的にこれで十分だから小型化したものを発売した」
のだと思いますので、私はそれほど気にしません。
とはいえ、9000を買う気にはなりません←結局、ちょっと気にしてんじゃんw
モーターサイクルのエンジンパーツで、
あるエンジン形式からベアリングが独自規格の小さいものになった→そこだけが壊れまくりメジャートラブル化するなんて実例もありますので、
疑う人は手を出さないのが確実ですね。
以前SM-FC7900を本品と同じような値段で買った時は、
「もうBBはこれ一択でいいだろ」ぐらいに思ってたんですが、あっさりと生産終了してしまいましたw
ベアリング付近のパーツは分解するなと注意書きがあり、
スモールパーツ見ても本体買ったほうが安いじゃんみたいな感じでした。
昨今のシマノ四角軸カートリッジBBと同じく、ほぼ使い捨てになりますね。
そのかわりシール類も抵抗無視していっぱい付いてますので、そうそう水も入らないし壊れないんでしょう。
ちなみに本品はFSAのMegaExo規格、BB-6000(6300円ぐらいする)の代替パーツとして使用しました。
サイズ関係はすべて同じです。0.1mm以下の違いはあるけど、
それが実際どう影響するかはこれから使ってみて判断という事ですが、
BBは24mm軸規格でもベアリングは25mmで残りの1mmは樹脂カラーで埋めてるわけですが、
その樹脂カラーの嵌合がFSAはキツめでシマノは緩めという違いだけです。
樹脂カラーの材質はシマノは適した物を使ってるはずなので、
FSAのみたいにパキパキ割れないはず。
公式にはどこもFSAのMegaExo規格とシマノのホローテックⅡ規格は互換性はありません、と書いてますが、
「敵同士のメーカーのパーツに互換性があります」って公に書けるわけ無いのでw
※同じFSAでもMegaExo規格以外は全く適合しません。

見た目の仕上がり、BB座面と段差ができるので、この部分が未塗装の場合はちょっと見た目的によろしくないかも
交換後は、まぁ普通に良いです。重いといっても
12時の方向でチョンと押せばペダルの重さでちゃんとクランクは下死点まで降りてきますし、
ブン回せば1回転はします。←こんな試し方はやった事無いけど、たぶん普通w
※オチ

チェスのルークの駒そっくりwww
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
カタログ重量→ g(実測重量 SM-BBR60/TL-FC25 75/8.7g)