購入価格 ¥失念。1万円台だったかと。
ウッディーテール
http://www.woodytail.com ボックスプリーツのボケットや玉縁ポケット、テーピングによる補強等細部に抜かりなし。
オイラ、昔山部だった。当時の山部はニッカズボンにニッカホーズを着用し、キスリングザックという人間工学を無視したリュックを背負うのがスタイルであった。もう超カッコ悪くて、オイラ山は大好きだったが、なんとかならんもんかといつも思ってた。
特に山スキーにアザラシの毛皮付けて(スキーのシールの語源はアザラシだよ。ステッカーのシールじゃないんだよ。て、オイラ何歳だ?w)の冬山縦走の下山時、スキー場のおしゃれな男女の中に出現する時は年頃のオイラに取っては非常に辛かった。今でもトラウマだ。もうスキーしたくない(涙)
という昔話はさておいて、BROMPTONやMoultonとか英国の自転車にはツイードの洋服が似合う。これはもうどうしょうもない。ご飯に味噌汁が合うのと同じ論理だ(ん?)
で、自分でも自転車乗るとき着てみようと考える。ツィードジャケットはまあ持ってるのを着るとして、ズボンはニッカズボンがお約束。昔持ってたけどもう実家にもないよねと自転車用ニッカをグクル先生で探してもらうと、ここで作ってるとのこと。で取り寄せてみた。
うーん。なんか昔のカッコ悪い山部のニッカズボンの匂いがする。ホームページをよく読むと、オイラが昔買っていた、ICI石井スポーツやさかいやに卸してしたものを作っていたメーカーらしい。やっぱり(๑°⌓°๑)。
主人の情熱は買うが、ちょっとちがうんだなあ。こんな風にただ普通のスラックスをぶった切ったんじゃんじゃなくてさ。シルエットは乗馬ズボンの下を切った形にして欲しいんだよな。いわゆるジョッパーズというか、キュロットパンツというかサリエルパンツというかそれですこぶるカッコよくなるのに気づいてくれてない。
例えばこれみたいな(楽天で見つけたけどもう売り切れてた)シルエットを形成して頂きたいんだ。
この会社のモデリストの人は婦人画報社のMEN'S CLUBのツイード特集とか読んできてないのかな。綿谷画伯のイラストとか眺めたことないのかな。多分服好きの人じゃないんだろうな。
生地もこう言う寝ぼけたものでなく、ちょっとした暗めの茶系でバルキーなハリスツイードチックにメリハリの利いた大振りのヘリンボーンにするとかして、出来れば綺麗なネップを入れてくれるとグッとくるのだが。もしくはグリーン系のオリーブドラブの肉厚コットンダック地にしてしまうとかさ。
これ、オーダーでちゃんとしたテーラーに作ってもらうと、消耗品としてはシャレにならない金額になる。それだったらもうツィードウェア根本から諦めてRaphaのウェア買うし。まあ。これはオイラの個人的嗜好なのかもしれないよね(反省)
ということで、機能的には良く出来ていて、品質も確か価格も適価なので、昔のニッカズボンが好みの方にはオススメ出来る。
価格評価→★★★★★(独占販売にしては良心的価格)
評 価→★★★★★(品物としては完璧。ただ、オイラは恐らくツィードウェアとしては着用しない)