購入価格 ¥8,980 (2本セット Amazon)
使用距離 : 約600km
使用環境
リジッドMTB
乗り手の体重 68kg
用途 : 街乗り、近距離ポタ
◆要点
・見た目の迫力と街乗りでの安定感は期待通り
・空気圧の違いで乗り味が大きく変わる
・重量にかなりバラつきあり
◆購入経緯
普段の街乗りに使用しているリジッドMTBにはこれまで26x1.25のクローザープラスを使用していたが、凸凹歩道からの振動やマメな空気圧管理が煩わしくなりタイヤサイズを上げることに。どうせ太くするのならと、手頃に手に入るファットスリックの中でも一番太いコイツをチョイス。
◆外観
ごつい。細身のスリックタイヤからの交換だとその違いが顕著で一気に自転車の印象が変わった。タイヤサイドにはシュワルベおなじみの反射ラインが一周しているため夜間もアピール力が高い。
青に白抜きでBALLOONの文字も
VブレーキはBR-T670。横よりも縦のクリアランスが危うい。
◆重量
カタログ重量は780g。実測してみたところ、片方は779gとほぼぴったりだったがもう片方はまさかの837g。その差実に約60g、一般的なMサイズの鶏卵一個分である。入念にチェックしてみたが形状に特に問題は無い。装着後ホイールバランスも大雑把に確認したがそれほど大きな偏りはなかった。ということは全体的に厚みが増しているということだろうか…? 結局そのまま重い方を後輪に装着して使用しているが特に不具合はない。
◆性能
適正空気圧は2.0~4.0bar。
まずは2.5barほどに設定。200gほどの軽量スリックから前後で1kg以上の重量増のため漕ぎ出しが想像以上にずっしりくるが、スピードが乗ってくるとそれほど重さも気にならず、路面からのショックもしっかり吸収しながらよく転がってくれる。今まで気にしていた歩道の小さな乗り上げや舗装のヘコミなどもほぼノーストレスで越えていくため非常に快適。長めの下りで40km/hほどまで出してみたが、車体が暴れたりすることもなくステアリングにも不安はなかった。逆に登りでは重量の影響がもろに出てなかなかシンドいが、これはトレーニングと思って諦めるしか無い。
思い切って1.7barほどに下げてしばらく乗ってみたところ、確かに段差での振動吸収力は上がったが平地での転がりが一気に悪くなり、トルクをかけてもかなりの力が逃げてしまっているような乗り心地で個人的には合わなかった。逆に上限の4.0barまで入れてみたところかっちりとした乗り心地となり平地でも25km/h程度まではすんなり乗せられたので、近場のポタリング程度には十分使っていけそうだ。
価格評価→★★★☆☆(耐久性にもよるが、現状安いとまでは思わない。)
評 価→★★★★☆ (予想通りのメリットが得られたが、重さは確かにどっしり感じる。)