購入価格: ¥540 (税込) ※AZ 楽天市場店で購入。20g・10個セット
標準価格: ¥540 (税込)
『好きなグリスを詰めて使える20gのジャバラ容器。作業しやすい小さいサイズ』
■ シマノ プレミアムグリスを詰め替え
現在、私はAZのチッコイグリースガンというグリスガンを使っている。このグリスガンにシマノ プレミアムグリスのチューブをそのまま取り付けている。ネジのピッチが違うので、取り付けが少々強引だが、グリスアップの作業は問題なく行うことができた。
ただ、シマノ プレミアムグリスの125ml入りのチューブは、グリスガンに取り付けるにはちょっと大きめ。自転車のメンテナンスには、小さい容器の方が小回りが利きそうな感じがした。また、グリスが少なくなってくると、チューブの先端にグリスを集めるのに時間がかかる。これは量が少なくなった歯磨き粉のチューブと同じだ。
こららの問題を解決すべく…というほどではないが、現状よりも使いやすくなればいいと考え、AZのジャバラ容器 20gを注文した。
写真(左): AZ ジャバラ容器 20g・10個セット
写真(右): シマノ プレミアムグリスを取り付けたAZ チッコイグリースガン
■ 20gの容器ならグリスガンが握りやすい
これはAZの20g・40gジャバラグリースシリーズに使われている空の容器で、AZ以外の好みのグリスを詰め替え、チッコイグリースガンに取り付けたり、ノズルキャップを取り付けたりして使うことができる。ノズルキャップ付きだと1個108円だが、ノズルキャップが付いていないものなら10個で540円で買えてお得だ。40gのジャバラ容器も販売されているが、値段は20gと同じだ。
20gのジャバラ容器を選んだのは、グリスガンに取り付けた時の握りやすさを重視したからだ。20gの容器なら私の小さい手でもコンパクトで持ちやすい。当然、持ちやすければ作業しやすくなる。それに20gのジャバラ容器なら、グリスガンに取り付けたままでも場所をとらず、保管場所でかさばらない。
写真(左): 20gの容器を取り付けたチッコイグリースガン。手にすっぽり収まって握りやすい
写真(右): シマノプレミアムグリスのチューブでは、中指と薬指で保持しづらい
■ 詰め替えの際に少し気泡が入る
シマノ プレミアムグリスからAZのジャバラ容器にグリスを移し替えるのは簡単だ。互いの容器の口を合わせて、プレミアムグリスのチューブを押し出すだけだ。この時にジャバラ容器を縮ませておくとスムーズに装填できる。詰め替えの際に少し気泡が入るのが気になったが、実際のグリスガンの使用でトラブルは生じていない。
写真: 気泡が透けて見える
■ 実際には約25gのグリスが入る
この容器の商品名は「ジャバラ容器 20g」だが、実際に入るグリスの量は25gくらいだ。これは一度の作業で使うには十分な量だ。オーバーホールのような多量のグリスを使う場合には、グリスを詰めたジャバラ容器を2本用意し、1本なくなってから付け替えれば対応できる。
Chris Kingのボトムブラケットをグリスアップした時には、片側でちょうど1本づつ使った。これは徹底的に古いグリスを除去するためだが、1本なくなってから詰め替えるよりもスムーズに作業できたと思う。
写真(左): 25gくらいのグリスを詰めることが可能 ※空のジャバラ容器を乗せてから0表示のボタンを押して計量
■ グリスガンでもノズルキャップでも使いやすい
【チッコイグリースガンに取り付けて使用】
20gのジャバラ容器を取り付けたグリスガンは、想像以上に使いやすいものだった。前述した握りやすさに加え、伸縮可能なジャバラの構造がとても便利だ。ジャバラを縮めれば簡単にグリスガンにグリスを送り出せるし、完全に縮ませれば最後まで無駄なく使うことができる。Chris Kingのボトムブラケットのグリスアップでは、グリスガンのボタンを押すとジャバラが引き込まれて勝手に縮み、ほとんどジャバラ容器を指で押さずに済んだ。
写真: 普通のチューブよりもジャバラ容器の方がグリスを押し出しやすく、簡単に最後まで使い切れる
【ノズルキャップ付き20g容器での使用】
また、ノズルキャップ付きのジャバラ容器 20gもとても使いやすい。以前投稿したAZ シリコーングリスの容器がこれだった。20gのジャバラ容器なら手に収まりやすく、簡単にグリスを押し出せる。チッコイグリースガンの方が細いグリスが射出できるが、指に適量を取るような場合ならノズルキャップでも十分に使いやすい。
写真(左): AZ シリコーングリス 20gは、ノズルキャップ付きのジャバラ容器に入っている
写真(右): グリスガンの方がベアリングの隙間などにグリスを入れやすいが、ノズルキャップも十分使いやすい
■ グリスを押し出しやすく、最後まで使い切れる
ジャバラ容器は見た目が安っぽいが、使いやすさは普通のチューブを上回る。グリスを押し出しやすく、最後まで無駄なく使い切れるのが良い。歯磨き粉のチューブもジャバラ容器の方が使いやすいのではないかと思うほどだ。容量を重視するなら40gのジャバラ容器でもいいかもしれないが、20gでも特にデメリットは感じない。最初から素直にこのジャバラ容器に詰め替えておけば使いやすかったはずが、普通のチューブと比べて色々な発見があったのは収穫だったと思う。
図: AZ ジャバラ容器 20gの良い点
価格評価→★★★★★ (1個54円。数年はこの容器を買わずに済むだろう)
評 価→★★★★★ (見た目は安っぽいが、普通のチューブより使いやすい)
<オプション>
年 式→2013年(?)
重 量→4〜5g (1個の重量)