購入価格 ¥(完成車付属)
=========================================
クランク SRAM S100 、チェーンリング SRAM RED
ブレーキ テクトロR710の為フル装備ではありません。
=========================================
Specialized Allez 2011 完成車に付属。通算18,000km走行
APEXのコンポーネントは約10万円と非常に高価ではあるが、完成車だと16万円ほど
shimano 105のコンポーネントは約5万円、Allezの完成車で18万円となり
価格の逆転現象が起きる不思議なコンポーネントである。
変速性能だけなら105には及ばないだろう。
しかしTiagra以上を使った事が無いため現状これで充分だと思っている。
FDはつらつらと不満部分を書き綴ってはいるが、RDに不満はあまりない。
ヒルクライム時のテンション掛けながらの変速は「ガッ、ゴッ!」と危うい部分もあるが
通常はダブルタップレバーの小気味良いクリック感とともに「ガチャッ」と豪快に変速してくれる。
・見た目
正直安っぽい。というより地味。DTレバーは特に。クランクはカッコイイがそれでもやっぱり地味。
Rivalとの違いがよくわからない。
ちなみにRDを奇麗にしようと金属磨きのクロスで磨いたら、ロゴが無くなった。


なんだかもっと地味になった。
・メンテナンス性
DTレバー内のシフトワイヤーが交換しずらい。どこをどうワイヤーが通っているのか一見すると分からない。
FDの調整はシビアだがRDの調整は簡単。しかし14Tぐらいでシャラシャラ鳴る事がある。(調整不足?)
・軽さ
特筆すべきはDTレバーであろう。これが非常に軽い。
最安価グレードとはいえ重量はたったの344g、機械式DURA ACEの365gより21g軽い。
その分財布も軽くなるという特典付きである。(APEX4.3万円・DURA4.8万円 利点ではない)
DTレバー、FD、RDをAPEXのままでクランク等を変更すれば充分軽量な自転車に仕上がる。
総重量は2,400g(DT/RD/FD/Crankset/Casset/Brake)105以上Ultegra未満。
・操作性
レバー1本でシフトアップもダウンも出来る優れもの。
使ったことが無い方でもご存知だろうが、軽く押し込むとシフトアップ
さらに押し込むとシフトダウン。もっと押し込むと最大3枚シフトダウン。
ブレーキ掛けながらシフトアップもダウンも自在にできる。
非常に便利なのだが、それ故の欠点がちらほら垣間見えるのである。
シフトダウンしたいのに疲労の影響でクリックが浅くなると逆にシフトアップになり、気分が2枚分シフトダウンする。
インナーローと気付かずにさらにシフトダウンしようとすると、勝手にシフトアップし、乳酸が3枚分シフトアップする。
・価格
完成車では安いが、コンポーネント一式そろえようとすると非常に高価である。
その原因はDTレバーにあるのだが、軽さを考慮すると仕方が無いのだろう。
一時期、SRAM APEX搭載の完成車が各メーカーから出ていたが今ではめっきり見なくなった。
ほとんどがトップグレードのRED搭載車ばかりである。
SRAMユーザーとしては残念だが、UCIは相変わらず「6.8kgだ!」と言う一方で、フレームは「700gだ!」「いやこっちは690gだ!」と軽量合戦が続いている。
コンポーネントの変速性能を落として軽量性に振っても、結局のところ6.8kgを切ってしまい、
その分重りを乗せているのでは「軽量」というものに意味が無い。それならば変速性能(Shimano)に誰もが頼るだろう。
勝手な妄想だが自然と「やっぱりShimanoだね」の方向に行き始めているように思う。
なんだか話が違う方向に行き始めたが 結局は
「SRAMいいよ、SRAM。APEXでも変速が楽しいよ。」という事を言いたい。
価格評価→★★☆☆☆ (やっぱ高い)
評 価→★★★★☆
<オプション>
年 式→ 2011
カタログ重量→2,400g