購入価格: ¥432 (税込) ※Y's Road
標準価格: ¥594 (税込)
『引きが軽くなるテフロンコーティングされたロード用ブレーキインナーケーブル。コスパの高さも抜群』
■ ショップで手に入りやすいJagwireのケーブル
私はクロスバイクとシングルスピードの2台の自転車にテフロンコーティングされたインナーケーブルを使っている。最初はALLIGATORのものを使っていたが、現在ではJagwireのものを使用している。Jagwireの方がショップで手に入りやすいからだ。
シングルスピードに使ったのはROAD PRO BRAKE CABLEというインナーケーブルだ。その名の通りロード用のブレーキケーブルで、シマノとSRAMに対応する。今まで定期的なケーブル交換だけでなく、ブレーキレバーやキャリパーブレーキの交換の際にも使ってきた。合計で3回くらい交換した。
写真: Jagwire ROAD PRO BRAKE CABLE。シマノとSRAMのロード用ブレーキに対応
■ テフロンコーティングによるツルツルしたケーブルの表面
Jagwire ROAD PRO BRAKE CABLEは、ステンレス製のケーブルの表面を削って滑らかにした上で、テフロンコーティングを施して更に滑らかに仕上げている。私が以前投稿したJagwire PRO MOUNTAIN CABLEやPRO SHIFT CABLEと同じ仕様だ。このケーブルの表面はツルツルした感触で、シマノのステンレス製のケーブルよりも金属の繊維の凹凸を感じにくい。尚、表面の仕上げはALLIGATORとほぼ同じだ。
写真: テフロンコーティングの黒い色が特徴的
■ 軽いブレーキレバーの引きが味わえる
MOUNTAIN PRO BRAKE CABLE同様、このケーブルでも非常に軽いブレーキレバーの引きを味わえる。これはALLIGATORとほぼ同様だが、シマノ純正のステンレス製のケーブルとははっきりとした差がある。リアのアウターケーブルはフルアウターなので、このケーブルの恩恵はとても大きい。
アウターケーブルの出口などの接触する部分は、当然テフロンコーティングが剥がれてしまう。だが、これによる性能の低下は感じない。テフロンコーティングが剥がれれば、スリック仕上げのステンレスケーブルになるだけのようだ。
写真(左): BR-5800に固定したROAD PRO BRAKE CABLE
写真(右): 擦れやすい部分のコーティングが剥がれるのは仕方がない
■ Jagwire ブレーキ用アウターケーブル + WAKO’S メンテルーブ
アウターケーブルにはJagwireのブレーキ用を、潤滑剤にはWAKO’Sのメンテルーブを用いている。これらの組み合わせで、テフロンコーティングされたROAD PRO BRAKE CABLEの動きは、とても軽く滑らかな引きになった。一番長い使用期間は約1年くらいだが、メンテルーブで十分に持続できる。ケーブルの潤滑に他のグリスやオイルスプレーも試してみたいが、その際はテフロンコーティングの滑らかさを妨げないようなものを選んでみたい。
写真(左): Jagwire ブレーキ用アウターケーブル
写真(右): WAKO’S メンテルーブ
■ 初期伸びは普通に出る
初期伸びはシマノ純正のステンレス製のケーブルと同じように出る。以前のレビューではALLIGATORもシマノ同様の初期伸びと投稿したが、やはり初期伸びを防ぐプレストレッチ処理が施されているALLIGATORの方が伸びが出にくいような気がする。次回はALLIGATOR製を試して再確認しようと思う。
■ コスパが高いブレーキインナーケーブル
Jagwire ROAD PRO BRAKE CABLEは、シマノ純正のステンレス製ケーブルとほぼ同じ値段で買うことができる。この性能差ならコストパフォーマンスが高い。耐久性も充分高く、私の走行距離なら1年以上使えたと思う。シマノのケーブルもパッケージに入っていないものなら150円くらいで買えるが、ブレーキ操作の楽しさを味わいたいならテフロンコーティングされたケーブルがオススメだ。
図: Jagwire ROAD PRO BRAKE CABLEの良い点
価格評価→★★★★★ (コストパフォーマンスに優れる)
評 価→★★★★★ (手軽にブレーキレバーの引きの軽さを楽しめる)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→不明