ハンドルを真っ直ぐに取り付けたいと思っても、目測や乗車した時の間隔は信頼できないが
市場にある専用の工具には投資し辛い、なんか良い方法はないかと思案し
サドルを真っ直ぐに取り付ける際に使うミシン糸とワッシャーから思いついた方法。
(サイクルベース名無し的には『タコ糸と五円玉』)
用意するものはミシン糸(重りと成るモノが付いてるほうが良い)と
その先に付けるネジのワッシャー(磁性を帯びないほうが良い)及びL字型の定規。
水平が出ている場所(←ここが肝心)に
ハンドルバーエンドと前輪タイヤの3点で自転車を倒立させます。
(ハンドルバーのエンドで接地させるため、ハンドルバーをしゃくる又は送る必要あり)
もし、既にハンドルが真っ直ぐ取り付けられていたのなら、この状態でホイールは地面に対し垂直になるはず。
糸の付いたワッシャーをタイヤの外周部に沿って反対側に落とし、スポークに当たらないよう、垂らす。
ホイールに対し垂直にL字定規を当てて、その定規の頭を前後に振り
垂らした糸と干渉しないか、あるいは隙間が有るか確認する。
干渉や隙間が有った場合、ハンドルは真っ直ぐには取り付けられていないことになる。
ステムのコラムクランプ部を緩め、ホイールを手で左右に振り、干渉や隙間が無くなるまで調整。
干渉や隙間が無くなったら、ホイールは地面に対し垂直に、
つまりハンドルは真っ直ぐな状態になったので、最後にコラムクランプ部を締めて作業は終了。
作業精度に与える要素は幾つかあるかもしれませんが、ごく小さなものだと思ってます。
説明と写真ではフラットバー(あるいはライザーバー)を前提として進めていますが、ドロップハンドルも可能。
その場合はレバーの取り付け精度が一番の問題となりますので留意ください。
価格評価→★★★★★(ただの定規でもいいなら実質0円)
評 価→★★★★★
(はじめてこの方法を試した時、目測が当てにならないことを実感)