購入価格: ¥204 (税込) ※スーパーオートバックス
標準価格: ¥204 (税込)
『ガラス系コーティング剤の使用量が最小限で済む。スポンジの質が良くないのが残念』
■ コーティング剤用のスポンジでガラス系コーティング剤を塗布
私は、フレームやパーツの艶出しのために、2台の自転車にガラス系コーティング剤を塗布した。手軽な割に非常に効果が高かったが、初めての施行ということもあって、必要以上にコーティング剤を使ってしまった。
コーティング剤を無駄遣いした主な原因は、塗り広げるのに使った台所用のスポンジだ。このスポンジは厚みがあるため、コーティング剤が奥に吸い取られてしまう。だから、実際に塗布した量は、スプレーした量よりもずっと少なかった。
そこで導入したのが、オートバックスPB商品のデラピカ コート剤用スポンジ PW35 ブラックだ。これはワックスなどのコーティング剤に用いるためスポンジで、ビート板のような硬い素材に薄いスポンジを貼り付けた二層構造になっている。店員の話では、ガラス系コーティング剤にも使えるとのことだった。
写真: オートバックス デラピカ コート剤用スポンジ PW35 ブラック
■ コーティング剤の吸収は最小限だが、自転車への施行には大きすぎる
ガラスコーティング剤を塗り広げる前に、このスポンジを濡らしてから絞って水気を切っておいた。ある程度スポンジが濡れている方が、コーティング剤の滑りが良くなって塗り広げやすいからだ。その後、コーティグ剤をスポンジに直接スプレーし、フレームに塗り広げてみた。
実際に作業してみると想像通り。薄いスポンジがコーティング剤の吸収を最小限にし、少ない量でも広く塗ることができた。ただ、自転車に施行する場合には大きすぎる。この大きさでは、フロントフォークとホイールの間のような狭い場所や、クランク周りのような入り組んだ場所には入らない。
写真(左) : スポンジが薄いので、奥までコーティング剤が染み込まない ※硬い素材には吸収されない
写真(中央): 少ないスプレーの量で広く塗り広げられる
写真(右) : 一般的な台所用のスポンジとの比較
■ 小さくカットすると使いやすくなる
自転車にガラスコーティング剤を施行する場合には、このスポンジを小さくカットした方が使いやすい。更に硬い部分を薄くカットすれば、入り組んだ場所にも塗布しやすくなる。また、スポンジが小さくなることでコーティング剤を吸収する量が減り、ますます無駄遣いがなくなる。
また、ビート板のような硬い素材のおかげでしっかりと手で持ちやすく、スムーズにコーティング剤を塗布できる。これは小さくカットしても変わらない。台所用のスポンジを薄く小さくカットした場合はグニャグニャして持ちにくくなり、コーティング剤をスムーズに塗れなくなるだろう。硬い素材の有無は、意外にも作業性に大きく影響すると感じた。
狭い場所や入り組んだ場所にも塗布できるように、スポンジを小さくカットした
■ スポンジが硬くてガサガサなのが残念
デラピカ コート剤用スポンジ PW35 ブラックの欠点は、スポンジが硬くてガサガサなことだ。念のため、コーティング皮膜に影響がないように、優しく撫でるようにしてコーティング剤を塗布した方がいいだろう。また、磨き上げにはマイクロファイバータオルを使った方が平滑なコーティング皮膜を作れるはずだ。
とはいえ、コーティング剤の使用量が最小限で済んだのは大きな収穫。コーティング剤を無駄遣いせずに、大きな効果を得ることができた。それだけにスポンジの質が悪いのが惜しい。もっと質の良いコーティング剤用のスポンジは、探せば他にもあるかもしれない。
写真: 台所用のスポンジの方が塗装面やコーティング皮膜に優しい
図 : オートバックス デラピカ コート剤用スポンジ PW35 ブラックの良い点と悪い点
価格評価→★★★★★ (オートバックスで安く買える。自転車には1/4〜1/3の大きさに切って使う)
評 価→★★★★☆ (薄いスポンジのおかげでガラス系コーティング剤の使用量が少なくて済んだ。スポンジの硬さが残念)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→不明