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http://www.cateyeatlas.com/自転車用のライトやサイコンで有名なキャットアイが提供している走行記録の共有サイトです。分かりやすくぶっちゃけてしまうと、StravaやruntasticやTraceMyWorldやGarmin Connectのようなものです。会員登録は無料で、当然ながら完全に日本語対応です。
対応機種(2014/09/17時点で7種類)からGPSのログをアップし、必要なら編集して、範囲を「公開」「フレンドのみ公開」「非公開」から選んで公開する。基本的にはそれだけで完了です。トリップのデータはgpx形式でダウンロードできるので、再利用も可能です。
トリップデータはアカウントがなくても閲覧できます。競合サイトよりも動きがあり、飽きずに見れるのに軽いので、自転車に乗っていなかったり、それほどのめり込んでいない人に走行ログを見せたい時にはCateye Atlasを使うようにしています。
同じライドをCateye Atlas、Strava、TraceMyWorldそれぞれにアップしてみました。
http://www.cateyeatlas.com/trip/detail/334494/http://www.strava.com/activities/194480196http://www.tracemyworld.com/beta/t/ed-68387-forceId-mobileuser※TraceMyWorldはモバイルバッテリーを繋いだ地点でログが途切れています。
Stravaは味気なく、TraceMyWorldは重い上に操作と用語が分かり難い、というのが正直な感想です。
サイトが軽いというのは裏返すと、機能を絞っているということです。ケイデンスや心拍やパワーはいっさい記録されないので、トレーニング用途には不向きです。他のユーザーとタイムを比べることも出来ません。目標は設定できるのですが「ある期間に何km走るか」だけです。登坂高度や消費カロリーを目標にすることは出来ません。
StravaのHidden Locations(指定したポイント周辺のログを自動で隠す機能)のようなプライバシー機能もありません。そのため自宅スタート and/or 自宅ゴールのログをそのまま公開してしまうと住所が特定され、思わぬトラブルを招く恐れがあります。そこに配慮してか、Cateye Atlasではアップロード時の公開設定が「非公開」と「フレンドのみ公開」の二種類だけで、デフォルトは「非公開」になっています。
GPSログのポイントは、地図上に表示されたルートを矩形選択して一括で削除することができるので、ひと手間掛ければそれで良いのですが、Hidden Locations的な機能を追加し、アップロード時の公開設定で「無制限に公開」が選べるようになればもっと使いやすくなると思います。
対応機種は限られていますが、キャットアイが自社プロダクトを売るために運営しているサイトなので、そこに文句はありません。無料のCateye Cyclingが対応しているので、ちょっと興味があったらすぐに試すことができます。
走りを細かく分析するには不向きですが、ぼんやりと道程を振り返ったり、誰かに気軽に「こんなとこを走ったんだよ」と伝えたりする時には、とても使いやすいサイトです。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆