購入価格 ¥3500ぐらい
付けっぱなしにできる安価で明るいライトを探していたとき、丁度発売されたので購入。
まだ使用して日が浅いためランタイムの実測等は不明。以下では主に本体のサイズ、明るさ、配光に関してレビューする。
Voltシリーズの末っ子で、Volt100という名前の通り公称100lmとなっており、小型軽量なためラインタイムはHigh(100lm)で2h、Low(30lm)で6hと控えめ。公称2000cdなので小さいが前照灯として使用できる。
レンズ付近はサイドまで光が回るため、横からの視認性も高い。また、庇のようにレンズ上のボディがせり出している他、レンズ設計も上下のある設計となっている。白いボタンは電源兼切り替えで、長押しで点灯/消灯、点灯後は押すたびにHigh/Low切り替えとなっており、点滅はダブルクリックとなっている。私は点滅を使わないので、モード切替サイクルに点滅が入っていない方が使い易く感じた。また、モードメモリーが付いているので、再点灯時は前回消灯時のモードとなる。
充電はMicro USBのみで、ケーブルは付属する。Volt1200と同じくキャップを開けると基盤がむき出しだが、雨天使用可能となっているので最低限の防水性はあるのだろう。
上下反転させてレンズ部を撮った写真がこちら。レンズ部はD型になっており、上側にリフレクターが付いている。
ボディの大きさはこんな感じ。単三電池2本で駆動するタイプよりもう一回り小柄なボディとなっている他、バッテリー駆動のため実測60gと軽量に仕上がっている。写真のエネループは実測で1本30gあったため、単三2本とほぼ同じ重量と言える。
High(100lm)
Low(30lm)
配光は少々特殊な形をしており、写真の通りスポット+手前のみワイド配光となっている。おそらく手前が明るいのはレンズ上部のリフレクターの影響だろう。スポット部分は20m程度飛ぶが、周辺光は少ないため真っ暗な道路を飛ばす場合は上位のVolt300などを使用した方が良い。街乗り程度ならこれでも十分明るい。また、写真では100lmと30lmの差が小さいのだが、実際に目で見てもこの程度の差となっている。あまり暗くなければLowモードでも十分使用できるように感じた。
Highを横から見るとこんな感じ。手前の照射角は広いが、スポット部分はかなり狭い。ここを絞り込んでlm値を上げているようにも見えるのだが、サイズの割に明るいのは間違いない。
・まとめ
小さい、安い、明るいというライトはなかなか無いのだが、Volt100は良くできているように感じた。少々配光に癖があるのとバッテリー容量が小さいので、そのあたりは使用環境などをよく確認してから購入することをお勧めする。街乗り用はもちろんだが、あまり夜乗らないが、かといって小さく暗いライトでは不安、というような使い方にも最適だろう。ただし、ロードに付ける場合などはハンドル下に逆付できないので注意が必要。
価格評価→★★★★☆(明るさを考えれば悪くない)
評 価→★★★★☆(配光ムラが少し気になる)
・余談
この価格帯とスペックだとGentos SG-325が最もコスパが良いと思われるのだが、単4電池の運用が難しい、Cateyeのブラケットを使いまわしたい、自転車用配光のモデルが欲しいという理由でVolt100を選んだ。家に単4を運用する環境がないと、新たにエネループ6本(予備込)、充電器、ライトホルダーを買う必要もあるため、その辺りを全部入れると導入コストはあまり変わらない。