購入価格 ¥29800+税
ペダリングモニターセンサーSGY-PM910H
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=12480&post_id=21590&forum=129#forumpost21590と同時に購入。
初代ペダリングモニターと同時発売されたCA900はカラー液晶だがデカいうえに8万円もするので、殆どの新規ユーザーはCA500を購入してるんじゃないかと思う。
ペダリングモニターの最大の売りは左右独立してペダリングを12分割してベクトル解析ができること。一昔前はラボで高価な機器を使用しなければできなかったが、普段の練習中でもレース中でも測定し記録することができるようになった。
このようなデータはAnt+でサポートされていないので、独自の無線通信プロトコルで行われる。そのために必須になるのがCA500/900。
(なお、ペダリングモニターのパワーをAnt+送信しGarmin Edge等で表示することも可能だし、パワータップ等で測定したパワーをCA500で表示することも可能。ただし、ペダリングモニターから送信できるパワー測定値はペダリング解析データかAnt+のパワー値のどちらか片方のみ)
詳細なスペックについては公式ウェブサイトを見ていただくこととして
http://pioneer-cyclesports.com/jp/products/cyclocomputer/sgx-ca500.htmlざっくりと、最大9項目表示のバックライト付き160*128ドットモノクロ液晶、タッチパネルつきで防水。
Ant+に対応。無線LANを内蔵していて、走行ログを自動的にパイオニアのログ管理サービス「シクロスフィア」にアップロードする機能がある。これはかなり便利で、自宅に帰ってきてログをリセットするだけで気づいたらデータが取り込まれている。
Android系のOSが組み込まれているようで、PCに繋いでフォルダを参照すると「Music」フォルダなどに名残が垣間見える。
・ブラケット
ブラケットはちょっと仰々しくてスマートさに欠ける感じもするが、強度不足で折れるよりはずっと良い。
本体は気持ちよくカチッとはまり、脱落防止のロックまでついている。
ハンドルへの固定力が不足気味で、付属の滑り止めテープを貼っても衝撃や振動でずれることがある。薄手のシリコンゴムシートを挟んで対応した。
裏面には謎のネジ穴が存在する。今後オプションパーツが発売されるのだろうか。
・ハードウェア
概ねEdge500と同じ、という感想。
画面は160*128ドットのモノクロ液晶。直射日光下でも視認性は高い。
バックライトを内蔵していて、画面を上下にスワイプすると輝度を変更できる。
輝度1(オフ)から10まで
左側面に1つ、右側面に2つボタンが存在する。押した感触はEdge500のそれと同等。
ボタンの機能は
左下:メニュー・長押しバック
右下:スタート・ストップ
右上:ラップ・長押しリセット。
メニュー移動はすべて感圧式のタッチパネルで行う。
裏面の手前には充電・通信用のMicroUSBポート。防水用のカバーは開け閉めしやすい。
・ソフトウェア
操作マニュアルがWEBで閲覧できるので、そういうの好きな方はこちらをどうぞ。
http://pioneer.jp/support/manual/cycle/sgx-ca500/サイクルコンピューター画面の基本操作
・基本的な画面操作は、左右スワイプで画面切り替え
・項目をタッチすると全画面に拡大、もう一度押すと多項目表示に戻る
・項目拡大状態で上下左右にスワイプすると表示内容を変更できる(速度→平均速度→ラップ平均速度 等)
・項目拡大状態で画面を長押しもしくはメニューボタンで項目を変更できる(速度→距離→タイム 等)
動作のレスポンスはEdge500程度。タッチパネル操作の誤認識が多く、スワイプで画面を切り替えるつもりが項目が拡大されてイライラする。
表示内容については細かにカスタマイズが可能で、ペダリング解析も表示可能。走行中に見てたら事故りそうになるので非表示にしてるけど、ローラーでは役立つか。
バックライトは常時点灯もしくは消灯。操作時のみ光るようには設定できない。ちょっと不便。
また、オートパワーオフ機能が無いため、電源入れっぱなしで電池を消耗させてしまう可能性もある。
さらに、どのセンサーの信号を拾っているかひと目でわからないため、スピードセンサーの電池切れに気づくまでにずいぶんとかかった。
正直な感想を申し上げると、ペダリング解析で楽しむのは最初だけ。
確かに有用なデータが取れるんだけど、パワートレーニングに加えてペダリングまで考え始めると手が回らない。
また、シクロスフィアにアップロードしたログファイルはStravaに限り自動転送できるが、Fitファイル形式でダウンロードするには一手間かかる。
Golden Cheetah等でパワートレーニングのログを管理しているといちいちダウンロードするのが面倒くさくなってくるので、
Garmin Edgeを使いペダリングモニターをAnt+で運用するのが一番安上がりかつ楽だと思った。
…とはいっても、一度はペダリング解析してみたくなってCA500を買っちゃう人、多いと思います。
買う人は、「Edge500にタッチパネルがついてパイオニアのペダリング解析対応」と思っておけばガッカリしないはず。
価格評価→★★★☆☆ Edge510と同価格帯なのは頑張ったかな…しかし割安感は無いので星3つ
評 価→★★★☆☆ 懸念してたほど悪くはないが、良くもない感じ。でもペダリング解析したいなら必須。
年 式→2014
普段の表示はこんな感じ。パワーを大きく表示させつつ上段にケイデンス|速度|時計
右の列にはラップ距離とラップタイム。
おまけ、ブラケット裏の謎のネジ穴を利用してアルフィーネのシフトインジケーターをセンターマウント。